すいません、今日の投下は２２時ぐらいからに変更でお願いします。(´･ω･`)

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== 情報 ==
ストリートネーム: デッドエンド・キル・オファー
名前: 波速出できる夫
移動力: 10/25, 水泳: 5
カルマ: 0
ストリート信用度: 0
悪名度: 2
公共認知度: 0
オーク Age ２２歳
冷静: 5
意図を察する: 6
持上/運搬: 7 (45 kg/30 kg)
記憶: 9
所持金: 0

== 能力値 ==
筋: 4
敏: 1
反: 4
筋: 3
魅: 1
直: 5
論: 5
意: 4
EDG: 4
魔: 7

== 特殊能力値 ==
エッセンス: 6
INIT: 9
IP: 1
アストラルINIT: 10
アストラルIP: 3
マトリックスINIT 7
マトリックスIP: 1
身体ダメージトラック: 10
精神ダメージトラック: 10

== 能動技能 ==
アストラル戦闘 : 3 プール: 7
アルカナ : 1 プール: 6
コンピュータ : 0 プール: 4
サイバー戦闘 : 0 プール: 4
サバイバル : 0 プール: 3
データ検索 : 0 プール: 4
トラッキング : 0 プール: 4
ハッキング : 0 プール: 4
パラシュート : 0 プール: 3
ランニング : 0 プール: 2
応急処置 : 0 プール: 4
回避 : 3 プール: 7
儀式呪文行使 : 1 プール: 10
交渉 : 1 プール: 4
工芸 : 0 プール: 4
航法 : 0 プール: 4
呪付 : 1 プール: 10
呪文行使 : 7 プール: 16
呪文対抗 : 4 プール: 11
召喚 : 1 プール: 10
水泳 : 0 プール: 2
潜水 : 0 プール: 3
船舶操縦 : 0 プール: 3
束縛 : 1 プール: 10
知覚 : 0 プール: 4
地上機操縦 : 0 プール: 3
登攀 : 0 プール: 2
爆破 : 0 プール: 4
尾行 : 0 プール: 4
武器整備 : 0 プール: 4
変装 : 0 プール: 4
放逐 : 1 プール: 10
霊視 : 2 プール: 7

== 知識技能 ==
オァゼット : 2 プール: 7
酒場とクラブ : 1 プール: 6
日本語 : N プール: 0
魔法様式 : 2 プール: 7
魔法理論 : 2 プール: 7

== コンタクト ==
Mr.ジョンソン (3, 1)
ストリート・ドク (2, 2)
タリスモンガー (2, 2)

== 資質 ==
Low-Light Vision
グレムリン (レーティング 2)
精霊との反発性 (獣の精霊)
天賦の才 (呪文行使)
導師精霊 (龍殺しの英雄 (ドラゴンスレイヤー))
魔法使い
免疫過敏

== 呪文 ==
(様式: Hermetic, ドレイン抵抗 WIL + LOG (9))
[能力値] 増強/インクリース・ [アトリビュート] (強靭力) ダメージ: (フォース÷2)-2
隠密/ステルス ダメージ: (フォース÷2)+1
火球/ファイアボール ダメージ: (フォース÷2)+5
鎧/アーマー ダメージ: (フォース÷2)+3
完全透明化/インプルーヴド・インヴィジビリティ ダメージ: (フォース÷2)+1
混沌界/ケイオティック・ワールド ダメージ: (フォース÷2)+3
集団行動制御/コントロール・モブ ダメージ: (フォース÷2)+2
真偽分析/アナライズ・トゥルース ダメージ: (フォース÷2)
精神探査/マインド・プローブ ダメージ: (フォース÷2)+2
静寂/サイレンス ダメージ: (フォース÷2)+3
戦闘感覚/コンバットセンス ダメージ: (フォース÷2)+2
反射増強/インクリース・リフレックス ダメージ: (フォース÷2)+2
理力球/パワーボール ダメージ: (フォース÷2)+3
理力破/パワーボルト ダメージ: (フォース÷2)+1

== ライフスタイル ==
下流 1 ヶ月

== 防具 ==
カメレオン・スーツ 6/4
+化学防護 6
+絶縁 6
+耐火 6
+耐熱 6
+熱減衰 6

== 武器 ==
素手
プール: 0 ダメージ: 2S 貫通: - 反補: 0

== コムリンク ==
ソニー・エンペラー (2, 2, 2, 3)
+レンラク・イチ

== 装備 ==
ドクワゴン契約: ベーシック
マジカル・ロッジ素材 レーティング 6
覚醒パッチ レーティング 6
覚醒パッチ レーティング 6
偽造 SIN レーティング 2
偽造 SIN レーティング 3
偽造免許 (カメレオン・スーツ) レーティング 3
偽造免許 (魔力収束具) レーティング 3
偽造免許 (呪文行使収束具 (戦闘)) レーティング 3
偽造免許 (武器収束具) レーティング 3
支払い保証済みクレッドスティック, 標準 レーティング 1475
呪文維持収束具 (身体) (結合済みの収束具) レーティング 2
呪文維持収束具 (操作) (結合済みの収束具) レーティング 1
呪文行使収束具 (戦闘) (結合済みの収束具) レーティング 3
精霊束縛用素材 レーティング 6
魔力収束具 (結合済みの収束具) レーティング 2

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　　　　　　　　　　､_ノ ノ´ｰ′´ー`´ｰ｀ 　`｀'`ｰ｀ーﾍてミゝ＜_ノｿ'｀′｀′ 'ー‐' ´ｰ｀ゝー‐ｰ' ー｀' ＼_|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　警戒しろ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　迷わず撃て。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弾を切らすな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドラゴンには絶対、関わるな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――ストリートの警句。
　　　　　　　　　　　　

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　　　　 ／ヽ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　斗r≦三ミs｡
　　　／-=ﾆﾑ　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 Τ　rzzzz┤　　　 ＿　　　　　＿
　 ∠二ﾆ＝─､　´,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __|｡s-===-|ｌs｡　　 |,.イヽ　　　 |＼ヽ
∠二二二二二ﾑ　ﾟ｡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 └┬=＝=ｧr‐┘　　|: :|＼|　 i^ヽ:::: |:|　　　　,‐‐ｧ　 ＿　_,ィ
./丁丁丁Tfts｡..,＿　ﾟ。　　　　　　　　 r─‐…ｧ　　 ,.イi　　／￣|　　　　　　 | 　 　 ||:lr=r‐.┐|: rf升￣ﾚ´|::::::|:|　　　　|: : |　 :|ｰ||　|||
厂广ｺｺｺｺｺｺｺｺコﾑ　ﾟ｡　　　　　　癶「l￣7ﾆ7　　 /-:圦 /|ﾆﾆﾆ|　　　　　＿|-=＝=-|U:||¨ﾞ|| |: : |:i{::::::(,.ｲ|､　|:|　　 　 j ::::|　 :|ｰ||　|||
TTTTTTTTTTTTTTﾑ　`､　　　 xく／ﾊ|￣~ﾞl_　　 .|-_-{{Ⅵlニ┌─‐┐　弋二フ圦　　Ｙ||::::|| |: : |::i{::::::|::|:|::|￣`ー┐/ : : |　 .|ｰ||　|||
￣￣二≧=-s｡＿TTTﾑ　`､　／::::/:::::ハ＿::| |　　.|-_‐{{:::i||二ﾞ|:::::::::: |ﾄ､　　|二|二i{　=r'||￣| |: : |:::i{:::::|::|:|::|￣￣￣~|: : : |..rォ‐||　|||
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|丁丁丁丁ア　　,.ィ升丁T:i　∨:/:::ﾊ/:: |:::|_「|::|　 ._|二「」|_||ニｱ/ﾑ:::::||ｉ||　　:| /ﾆﾑーｌ||_||＿|_|＿|:::::i{:::|::|:|::|┘ |:::::|7:ﾞ|:::::|　|‐|‐:||_,ﾉﾘ
i{──=彡─=彡───‐┘　∨:/::/:::::|　|┴┴､ | ,ィ==ミ､__/　{/∧ ||ｉ||　　:| 二二＿||_||┴‐┐ 冂::i{::|::|:|::|:::::::|:::::|:::::|:::::|　|‐|‐┘￣
.i{[][][][][][][][][][][][][][][][][]l] ∨:/:::::::j./|＿ 「二l二圦 .} }:::{　 '/,ﾊ　ﾊ||∠二「===∠＿　:|::::|￣ﾏⅥニ ||ニニﾆ冂￣￣￣~|三三三
;;i{丁丁丁丁丁丁丁丁丁厂　　 ∨:::::://::|ﾄ､ﾉ|:|:|:l:|| || ﾉﾉﾉ::_}　　Ⅵ∨∧___ｉﾆ」===|__∠二二二7:| |ﾆニ:||ﾆr===:| |─ｰ┐ : |三三三
.八二二__￣￣￣￣,.-───┐ i{:: //ｨ彡ﾉ_))TT:|| || {:{:∨＿,.ィ爪∧　ﾟ。;';';';'㍉;';';/‐‐/‐‐/‐/:| | |==|‐||‐l====| |──|　 :|三三三
'‐‐`ー─‐`ー‐‐‐'´──…ﾆﾆﾆﾆ二二￣＿彡ｲ:|:|| ||:ﾉﾉ//| | | :| |∧､＼ ＼;';';'(;';';'|l二|二|二l|￣￣|‐|‐||‐l====| |￣￣　::::|从从从
~| |￣~| |￣￣| |￣￣| |＿,.｡o=ﾆ二＞r≦￣￣￣~７　　/_|_|_|_Ⅳ_|_八＼＼__;';';');';';');';'､;';';);';'),.-=ミ/-:.:.:.:.:.::＿＿_|　　　　　|-=ミ;';';'
ミ二二二二二二二彡t≦｡o≦三＞'"／,ィ升厂Y７──────────‐ ＼／‐ Υ,.;';';'ミ:.;:.;:㍉__,ィ升=ﾆ二二二二ミs｡r-=≧
ｰ==============≦三＞''“”_｡s≦,.ィ「|:|:::|:|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣,ィ＼／　 |,---､'´:.;:.;:.ヽ:.:.,.ィー--=ﾆ二二二二二二二ミs｡
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　　　SIN無し、実の両親無し、メタヒューマン、オマケにハイテクとの相性の悪さ、
　　　とくると、割りと本格的に、食うにも困る生活だった。
　　　質の悪いニュートリソイも、ありつけるだけありがたい、なんてのがザラだ。

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.　　　　＼　　 ／ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　／ΧΧΧX八＿＿_ .ィ ／／Χ＞----
　 　 　 ＞ｰ-く(　 :{　　　　 　 　 　 ,. ‐ｧ……＜〔＼ΧΧΧX/ {　　　／／Χ／ 　 / // .,
　　　（＿＿(_ノ､　ヽ　　 　 　 　 ／／／　／＿＿__ヽΧX／{___ヽ,／　/Χ∠..＿＿_// ./
　　　　(＿__(_)ノ　.ﾉ　　　 　 .／／／(_,／{｛ΧΧΧΧΧ{　　 {ﾊ{ ｀ヽ/ΧΧΧΧΧ｀ヽ/



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　　　たまさか僕を拾ってくれた育ての親が善良な紳士で、
　　　それなりの教育を施してくれたことは、数少ない幸運の一つだった。
　　　僕が１２になるかならずかの頃に亡くなってしまったことが本当に悔やまれる。

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二ニニﾆ=─　‐‐　　　　　　丶　　　　ﾚ／　　　x≪ﾆ}//〉///〉/〉ニニニニ{ﾆV/ニ／￣ Yﾆ} <ニニニ{ニニニニニニニニ=/
__＿__: : : : : : : : : : 二ﾆ=─: :‐: : : :ﾆ｀ヽて_＿ <ニﾆﾆ{//{V//{//ニニニニﾆ}=/ﾆ/　　　 /=/　 ￣_}ﾆ≧ｭニニ￢==ｘ=ﾆﾆﾆ/
: : : : : : : ﾆ=─: :─ ‐‐‐ : : : :‐─‐‐::ﾆ　}}(二￣｀ｰｫ==7/=}/}=}}==ﾆﾆニﾆﾆ<ニﾆ{　　 ／=ﾆ､　　(　￣ﾌ　}:}i:i:i:i:i:ix======x´
￣￣: : : : : : : : : : :二ﾆ=─: :‐: : : :ﾆ 　'/そ￣　　 ∧ﾆ}'ﾆ/_/ﾆ}}ニニニニニ≫-ﾆ==彡=ﾆﾆ/≧ｭ 二ﾆ=彡{i:i:i:i:（＿,ﾉ-/　　丶 _
二ニニﾆ=─　‐‐　　　 　 　 ／ ,　　∨´＼　　　/　∧ﾆニニニニニニﾆ=-　　 ｀￣ ｀≪ﾆ/´ ￣　￣ ￣(　￣￣)i:i:i:i:{ ＼ 　 　 ｀＞r==-　_
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　　　テックをロクに使えないオークの子供に身寄りがなくなってしまうと、当然ながらできる仕事など限られている。
　　　流れるように血なまぐさい世界に足を踏み入れ、水が低きに流れるがごとく、その中で銃に撃たれた。

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.､!､　　 .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ^'''"　　 ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;＞ｰ'ﾞﾞﾞﾞﾞヽ　　　　　　　　　　　　 ﾞ‐'　|.ｌ
..l;;;;ﾞゝy レ;;;;广'L;;_..ｺ　　　　l;;;;ン'ｯ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ 　｀''､_;;;;;;;;|　　　　　　　 .,,,　　　　 .　ｌ､;ﾞ￢．
. ﾞ'''''″ .ﾐ､;;;;ﾞ''''l:ﾞ'"　 ` .、　 ｀''" : l.;;;;;;;;;;lﾞ ﾞ'<;,v､;;;;;;;;;;/'　　　 .｀''''"　　　　　　　 !;;ﾞ''┐　　　　.ﾞ'ｰ'"
　　　　,-シ､;;_ﾉ　　 . _,　｀　　　 .tナ‐'￣″ ∥ .｀'―ｰ!lｌt;;． .'　　　　　　　　　　!､;;;丿
;/　　,r./ 　l;/　　　 '!┘　　　　　　　　　　 　ﾘ'i　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ´　　 ,,、　　　,、
,! .／　　,i";;{_ 　 　　　　　　　　　　　　　　 =!.!.ｌ　　　　　　　　　　　　　　　,i'''；　　　　 .|;;;;ﾞﾞ''''''";;.ｌ､
! 　　　　ﾞL;;;;;ﾞ＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マ　, ､,,, 　 　 　 　 　 `''".ｨ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i￢―''>.ｌ..､/ﾞ　　　　i'ﾞﾞ~ﾞﾞﾞ'-|!!ゝ　　　　　　　　　i'''j　　.!､,,;l,ﾞ,,r‐ｰ､　　　　　　　 ｀''-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｨ
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　　　倒れ伏して、なおも向けられる銃口を前に「ああ、死ぬのか……」と漠然と思ったのを覚えている。

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　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::／　三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::／　三三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::::／三三三三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::／:::::::／ ／三三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　 /:::::::::::／:::::::／ ／三三三三三三三三三三三三三三三三　　　『まだ、死ぬには早いぞ』
　　　　　　 　 　 　 /:::::::／::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　/:::::::::::::／::::::::::::::::-====ﾆ三三三三三三三三三三三三三三　　　『できる夫よ、おヌシには成すべきことがある』
　　　　　　　　　 /:::::::::,ｨｧ＞　´　￣ヽ三三三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　 　::::::::/::/　　　　 - 　　＼三三三三三三三三三三三三三三三
.　 　 　 　 　 　,':::::::/::/ 　 ,　´　　　 ｀ヽ　　　Ⅵ三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　 :::::::/::/ 　./　　　　　　　Ⅴ.　 　〉三三三三三三三三三三三三
　　　 　 　 　 i::::::/::::{　 ∧　　　●　　　}〉　　〈/´　__}三三三三三三三三三三
　　　　　　　 i!::::ﾊ:::::{　＼.ヽ　　　　 　 ノ ﾊ}ヽr{ ／　=≦三三ﾆﾆﾆﾆﾆｱ三三三
.　　　　　　　i!::::i {i::::|ヽ　 ＼ヽ_ 　x≦　ノ ´// i ﾚ,- ＞' ｨ⌒ヽ¨｀ヽｱ三三三三
　 　 　 　 　 i!:::{{ {::::| _＼　　　 ｰ――――ｧ ､ 　ﾍ　 ｀　 ｀¨´_　ｨ′}}三三三
　　　　　　　i!::::{{::i:::} ヽヽ ヽ ――――― ﾄ､　＞ ,　　　　￣　, x≦三三三
　　 　 　 　 i!::::{::::::::|　 _ｰ‐ァ _―一ﾍ　　 ﾘ 　＞ ,　＞ -＜　　　 ＞　 }三ﾆ
　　 　 　 　 i!::::i::::::::|　 ｀ゝ ＜　_/　／　 ,' ヽ　 ヽ ＞ ＿ , ＞　´　　　|三ﾆ
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　　　　 　」::i!:::::{:::::::Ⅴノ〃!ﾊ　|/　　　 ,'　　／,､ヽ .}}¨} / 彡´　　　/三三
　x≦:::::::::}:::i!:::::::::::::::Ⅵ.{ i.{ iﾑ　ﾍ.　 　,'　 彡ﾉ/-}>ﾉ /= ´7　　　／三ﾆ
::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::Ⅴ弋､ﾏ{ ﾊ ﾍ.　,'　 ==ｧ i¨´孑／／　　 ／三三
::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::Ⅴ　ヾ　ハﾏ .,'　　／/.ﾊ　 〉 <_,　／／三三
::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::Ⅴ　　｀ ヽ　,　／〃i　ﾏ､ ´ }__／／三三三
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Ⅴ　　 ＞ ‐､ ´　｀　　ヾ　／／三三三三
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　　　その時、どこからか声がした。
　　　厳しくも力強い、その声が。

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､　　　 ヽ＼　　　　゛ヽ　　､ヽ　 ﾄ､　　　　,/／//l　,､､　ヽ
ヽ＼　　､＼＼　　　､､＼＼　､ヽﾞ､　ﾄ　　' //／/l　iヾ 　 l　　　　　『呼吸を整えろ』
゛`ヽ＼　＼＼＼　　＼＼ﾞ､ヽ　ﾞ　､　ヽ　ｌ l'//／,l ヽ,ヽl/ l
＼　`､＼　＼ﾞ　､＼　　＼＼＼ 　 ',　ﾍ, l l//∠≦三;オ, l ｲ　　　　　『意識を集中せよ、冥府に引き込まれてはならぬ』
　　`　､＼＼　＼＼`　　　＼＼　　ヽ゛､',l l ､`'＞＜`'／ / /
　　　　　ヽ ＼　＼　＼　　　　　＼　､ﾞ､.ｲi,ヽ 二'l'i'//// ,'lヾ ,　　　　　　『銃を持っただけのチンピラなど、恐れるに足らず』
　　　　　　　`　`　＼　＼､　ヽ､　､ヽヾ;ﾍﾞ､',ﾑﾍｋl '/// /l/　　l-‐ヽ＿
　　　　　　　　　　　 /　`ヽヽ＞ニ─ ､ ヽ.ﾍ　＼ﾞl///l　'／/　　＿-‐ ﾆヽ　　　『おヌシには偉大なるパワーが宿っているのだ』
　　　　　　　　　　　l　 ,-;／､////ヽ//＼＼-/　Ｙ/i'l≦／ィ''　　/／ ￣　 ヽ
　　　　　　 　 　 　 /''"´　　　ヾ////＼＼＼,l/ﾞ |/ハ//／　 ／ィ/＼_ ,-､　,〉
　　　　　　　　　　/∠､　　　ヽ＼/////////l//ﾞ|/'lﾊ'∠ イ/彡　"l///////,＼
　 　 　 　 　 ／､二ニｰ≧≫＼//////////l/l'/|/i l lヽ///-‐ﾆﾆ/////＿　､/＼
　　　　　 ／,,　／//￣　　　──── 　´∧/'/,|/l l'/　､`￣￣￣ ――　　'ヽ//,ヽ
　　　　 /'//////'/＿＿ 　 ＿＿　＿＿　l/ﾊ`/,|///　 /ヽ ――　――　―　ヽ　//
　　　　///////,/ ＿＿　　＿＿　＿＿　l//ゞ/,|/／ ,/ l/l ――　――　.―　　,///
　　　　///////l　＿＿　　＿＿　＿＿　lヽ///,'/ヽ /　l//――　――　 ―　　;'///
　　　　 //////ゝ　＿＿　 ＿＿　＿＿　､　ヽ////ヽ／//――　――　 ―　　,///
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､///////////////////／,/////／/
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ////////////////／／///／　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼////////////／／/／　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i＼//////////　／/／　/// /l


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　　　不思議と、その言葉に従う以外の意識は吹き飛んでいた。
　　　死に際の幻覚だとしても、死を跳ね除けろというその声には賛成だった。

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　　　　　　　　 　＿＿＿_　　　　　　　　　　　　 　　　○
　　　　　　　　／　　 　 　＼.　　　　　　　 　 　 　O .::::::::. ○
　　　　　　 ／　　ヽ、　 　_ノ＼ 　 　　　　　　　 　 .:::::::::::::. ○
　　　　　／ 　 　（ ○） 　（○） ＼　　　　　　 　o .:::::::::::::::::.
　　　　　|　 　 　{:::{　 ＿`＿　};;;} |　　 　 　 /)/）／）::::::::::::: (⌒)
　　　　　＼　U /;;}　 ｀ー '´ #; ／　　　 　「//／／:::::::::::::::::: ｀~
　　　　γ⌒　　#;　　　　 .　　 ⌒￣￣'￣´　　（:::::::::::::::::::::::r.⌒ヽ
　　　　 i　　j　 　　　　　　　#;;;,　_＿＿､＿_,､＿`つ::::::::::::::::ゝ __ﾉ
　　　　 ヽ､ l　　#;　　　　　　　 /′ 　 　 　 　 　 ｡ :::::::::::::::::::::
　 　/つゝ､,,!　　 　 　 ;;;,,,　;　　}　　　　　　　　 　o :::::::::::::::::: (⌒)
　　｛〈〈〈,ゞ,ｿ　　　　　　　#;　 〈　　　　 　 　 　 　 O ::::::::::::::　｀~´
　 　 ｀￣／　　　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　 O :::::::: ○
　　　 ／　　　 　／´`＼　　　　　 ＼　　　　 　 　 　 Ο ○




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　　　「消えた！？」　と、驚きの声が敵の口から漏れでたのを聞いた。
　　　自分が何をしたのかわからないまま、至近距離で右往左往している相手に手を向けて、
　　　頭の――あるいは心の――内にあるトリガーを引いた。

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　　　　　　 .ｌ;;i′　　　　　　/　　　　　.!;;/ .ｲ、;;;;;;;;;;;;;;./　|;;;;;; / 　　　　　　　 .r' ／　　　　 ,イﾞ .,〃　　　　　..／; ／
　　　　　　 .|/　　　　　　　ﾉ　　　　　 .ｌ;;; !　 l;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ　!;;./ 　 　 　 　 　 ,,ilｒ'"　　　　　,i'./　　　　　　　 ,./ ,／ .,.
　　　　　　 :lﾞ　　　　　　　　 　 　 　 　 | !　 /;;;;;;;;;;;; /　 /./ 　　　　　　　 '″　　　　　 .,l./ 　　　　　　 ,,ﾉン"　 .ﾌ;;
　　　　　　　　　　　　　 _,,　 　 　 　 　 !ﾞ.,,.,i";;;;;;;;;,./ 　.iУ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,i'／　.,..ｒ'";;;;;
　　 .i}′　　　　　　　 / ;;,!　.,　　　　　　/;ﾞ;;;;;;;;; / 　　.l″　　　　　　　　　　　　,ν　　　　　　　　　/ /_..-'";;;;;;;;;;;;;;
　　 ｀　　 　 　 　 　 i";;;,/　/　　　　　 /;;;;;;;;;;;;/　　　　　　　　　　 　 　 　 　 il ｌ′ 　 　 　 　 _..-";;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.
　　　　　　　　　　　ｌ ／ 　."、　　　　/ ;;;;;;;;;;/　　　　 　 　 　 　 　 _　　　　,,i!!″　　　　 .,..ｒ'";;;;;;;;;;;;;;;;;;.,,,r‐ｰ'″
　　　　　　　　　　/./　　　 l｢ 　　 .../ ;;;;;;;;; /　　　 　 　 　 　 　 ,,iｌ″　　　.´　　　　 .,,./ ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;_ン'"
　　　　 .,i''l　　 .,〃　　　 .〃 /　 ./ ;;;;;;;;;.／　　　 .,．　　　　 _ /″　　 　 　 　 　 _／;;;;;;;;;;;;;;;;;,./ ´　　　　　　　 _ﾝ'
　　　　,ｌゾ　　.〃　　　.,〃 ./ 　,i";;;;;;;;./ 　　　 .／　　　　 ,r'./ 　　　　.,　　　 ._／;;;;;;;;;;;;;;,,,./ ゛　　　　 　 . _,,-へ.iｉｉ
　　　.〃　　 ./l　　　､〃　,iｒ　/ ;;;;;;; / 　　　.,〃　　　　.,ノﾝ′　　.,,ir'"　　_／丶;;;;;;,ン'″　　　　,, ;;二二r‐''''､;;;;;;;.
　　 〃　 .,ﾉ~;/　　.,/./ .,ﾉ/ / ;;;;;;;;;;;;l　　.,.. |″　　　　,i'ﾝ"　　　,iｉ'"　.,..-'";;;;;;;;;;;,／゛　　_,,,,,__ ,ir!'"　　　　　　 ｀'''″
　 .il″　/ ;;;;;/ ,ﾉﾞ''ﾞ,i彡'ﾞi/'";;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ‐''"./　　　　 ,-/'"　,.. ;;/!"._./ ";;;;;;;;;;;.,./ _..-､., /＞'"゛
. ,i|′ ,/;;;;;;;;lﾞ./ ;;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'|　　,.iｌ!ﾝ''／...-彡 '',ﾞ..-'";;;;;;;;;,..;;二―'",,／'!'"
// .／;;;;;;;;;iﾚﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / .,. |/‐ンン'∠ﾞ‐'ﾞ´;;;;;;;;;;;;,i;;ｉＵﾞ‐'''^ﾞﾞ''″ 　 　 　 　 _..i
/ｒ'";;;;;;;;;;; 〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞'";;ﾞ´,iﾃ '´;;;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ"　　　　　　_,,,...i;;;;iv＝ゞ´
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_..-‐'' 二ﾆ 　―ﾆﾆ｀-'”'"゛　　　　 .,_iiir=｀-''''"´



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　　　すると、銃で撃たれた僕に数倍する量の血液を全身からぶちまけて、敵は倒れた。
　　　それが――僕が初めて魔法を使った日だ。

　　　途切れそうになる意識を、導師精霊の励ましでなんとかつなぎとめて、ストリート・ドクの元に駆け込んだ。

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　　　　 ／.:￣￣￣￣￣＼
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　＼
　 ／: : : ＿　　　　　　 ＿　　 ＼
／: : : : ´　 , ｀ 　 　　 ´ 　 ｀　 　 ＼
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　　　僕の人生で数少ない幸運の二つ目――あるいは、数多い不運のいくつ目か。
　　　魔法使いとしての覚醒。

　　　これによって僕は大きな力と、無数の敵に狙われる理由を得た。
　　　覚醒者は、希少で、かつ最高の実験材料だ。

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　　　　　　　　　　　　　 / ⌒　　　　　　　　 ヽ
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　　 　 　 　 　 　 ,-‐'":r┤::::/｜,イｿ＼　! ヽ:￣!::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　｜::::::::|:::::::::,!　.'　/ l　　 　 〈:::::::|:::::::::::::::!::::｀`ｰ-､
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　　　　　　　　　 !::::::|:::|:::::::j　　　 |-┤　　　　 !:::::l,:::::::::::::,!:::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ-、
　　　　　　　　　,!:::::::,|:::|::::::|　 　 ├┤　　　 　 l,::::|:::::::::::::|_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　!:::::::::l:::l:::::,!　　　 |─|　　　　　　', : !::::::::::! 　｀`‐--､__::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　 ,!:::::::::::l:: !:::| 　 　 ├┤　　　　　　.!::,|:::::::::| 　　　　　　 .~`ｰ-┐:::::::::::`､
　　　　　　　　 !::::::::::::|::,|:::,!　　 　|-┤　　　　　　.!:::l::::::::,!　 　　　　　　　　　~ !:::::::::::::ヽ
　　　　　　　　|::::::::::::::j:::l::,|　　 　├┤　　　　　　 .:|:::::::::|　　 　　　 　 　 　 　 ヽ::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 ,|::::::::::::::::|:: !,!　　 　 |‐┤　　　　　　.|l::l::::::::|. 　　　 　 　 　 ィ=r=ｰi'~＝二l７
　　　　　　　 !:::::::::::::::::|:::|j　 　 　 |　│ 　　　　　.八:l:::::::|. 　　　　　　　 /≡≡= !　　r'´
　　　　　　　 !:::::::::::::::::|:::,||　　　　ヽ./　　　　　 /￣ !j:::::::ゝ　　　　　　　 `ーｰf´---'"
　　　　　　　 ヽ::::::::::::〃::j|　　　 　 　 　　 　 __/―--!l::::::::|
　　　　　　　　 !::::::::::::::ヽ:Г　　　　 .__, - |ﾆ　　 ヽ-- l|::::::::|
　　　　　　　　 〈::::::, r'￣`ｰ-=‐''" .､　　 | !_, ‐'":::::!--ｲ:::::::|
　　　　　　　　　 !::|　　　　　!、l, .___, >-‐''´:::::::::::::::: !--l,::::::,!
　　　　　　　　　 `ト=' ､_ .､`‐=ニ|:::l :::::::::::::::::::::::::::::::|-- ﾊ::::::|
　　　　　　　　　　　,/ ノ「 l''~"::::::l::::l::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　￣
　　　　　　　　　　　 　　ヽゝ:::::::::::|::::|:::::::::::::::::::::::::::::::|


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　　　――それから１０年近く。

　　　影の世界で、僕はなんとか、生き延びている。

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　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||:::::n:::::::::::n::::::::n:::::::::i''i::::i'i::::::i''i:::::i'i:::::::::::::
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　　　|　　 　ヽ::::::::::::::://::::::::::::::::::::::::::::::::）～♪　　　　　　　　［三三三三三三三三三三三三三三三三
　　　|　　..∧∧ ::::::://::::::::::::::::::::::::::::::ノ　　　　　　　　　　　 　 |　　 　 |:::::::::::::::::::::::::∧＿∧:::::::::::::::::::::::::::::
　　　|___.|'(　　＾)／//≡≡≡≡≡≡≡）.　　:,.　～♪　 . 　 　|　　 　 |:::::::::::::::::::::::（´∀｀　）:::::::::::::::::::::::::::
　 ／　....|;;;|::::っ',. //≡≡≡≡≡≡_,ノ:::i￣￣￣￣￣￣￣￣|　　 　 |　　　　　　/:/Ｍ>:::ゝ
／　　　　／i￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::ノ 　　　　　　　　　　　　|　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾊﾉﾊ￣￣
　　　　　[_|￣::::::::::::::::::＿,,.. -――┰'´　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　 　▼・ﾘｿﾙ
　　　　　　ll￣￣||￣￣　　　　　 　||:,. 　　　　　　　　　　　　　|二二二二二二二二二二二と　　 ）二二
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::<　　>:::::::::<　　>::::し<　　>:::::::::<
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └───‐▲───▲───▲───

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィﾃ州州ｚ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲﾐ;州州州州ﾘｲﾊ､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,仁三ﾐ州州川|ｌｌｲ彡ｲﾐi、　　　　おう、来たか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ｲf三ｲ´｀`｀ヾﾘ州州彡'三ﾐi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 lイl彡!ﾊ　　　　 ｀`'´〈ﾂ〈三ミﾄ､　　　　メールに返信があった時は安心したぞ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //ｲ|ｲ!|　　　　　　　 　 　 l ﾏﾐﾊ.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 メl l .ｲィｷ≧ｘ_　l.|　 ィｧ＝ｷﾘﾄﾘ|ミ=―'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ／ﾊ,ｌ | ,イ////ム彡",ｨ=ｷミ､ lﾐｘ_,ｨ仁ミx
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ .l i 彡'ﾊ,|.!//////ﾘ'./,ｲィモﾃｦ ,ﾊ l三≧ﾐｘ |li
　　　　　　　　　 　 　 　 　 `―彡＝彡ｲ彡州ｷ‐ﾐ三彡!' ﾊ　 `ー｀´ /ﾉ/三ミｘ ﾘ,ｨ仁ﾐｘ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｲl彡'フ〃,ﾘ州州ｷr―..、　.ハ　　　　./イ州ﾐ三三彡'　　ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　 　 〉ﾘﾘ 〈 ,ﾘ .l!.l州ﾘ'.:ｷﾘﾊlliﾐ､_,'.::;l　,,ミｘｲ州州ﾐｘ､====ﾐｘ　/
　　　　　　　　　　　　　　　　,州　/＞-‐ﾐl|.il⌒li州l`ー‐-､州ｲﾘｲli|lﾐｘヾliｘ ｀ヽ｀`州l
　　　　　　　　　/-､＞――― ﾆ二| |　　ﾘ.l|　.liｷ州州洲T,ﾘlｲ! ﾄf‐ﾘ==ﾐｘ 州 ﾂ! l州
　　　　　 　 　 /　/´￣￣￣￣´ iｌ ｌ l　 〈　.|　.|l::.ヾ州州lilﾘ'　l　|!.l　l７　ﾘ `ﾘﾄ-ｲﾘ'__,ｨ､
　　　　　　　 ./ .〃　　　　 　 　 .ll ｌ .l 　 　 .|　.ｌl　　:::::::::::/　/　l|li l　V　.l　州ﾄ lﾘー=ﾊ ヽ ､
　　　　 /　　l|　 l　　　　 リ　　　l ,' / 　 　 ｌﾄ､ ヽ　ヽ::::::/　/　,ｲ|ﾄ､ｌ　Ｖ .ヽﾍﾐ=l `、　　 l　l. ヽ
　　　,f´l　　.l|　 l　　　　　　　　,'〃　　　　 ||､.ヽ ヽ　　　 /　ｲ .l.|!,ｲl　 V　 l .l　 l　　　　.|　ll　ﾊ
　 .／l　|　　 |　 |　　　　　　　/ /　　　　　 ||ﾐ､ヽ、　　　′　 ,.ｲ|..::ハ　　　　 ヽ　ヽ　　　l　.l!　l l







.　　　　　 　 ／￣￣￣￣￣￣＼
.　　 　 　 ／:.　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　僕だってコムリンクまで、そんなにしょっちゅう壊してるわけじゃありませんよ、
　　　　 /: : :　　　　　　　　　　 　 　 ＼
. 　 　 / : : : 　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　せいぜい月に１度ぐらいで……。
　　　 | : : : : 　,.r-===='　　 ヾ＝⌒　　　 l
　　　 |: : : ::;　　（　○ ）　　　（　○ ） .;::　|　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　 |: : : : :　 　 ´"''"　 　 　 "''"´ 　 　 l　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 しょっちゅうじゃねーか。　　｜
　 ,＿ ヽ___　　　　　　　　ゝ　　　　　　 ／＿_　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／::　r' |　r'￣二ﾕ　　 --､__　 　 　 ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .|　|　/ 　) ｀)　　 　　　 　 ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
　: :　|.ﾉ. ﾉ /　　⌒ヽ＿ 　_　 ,　´　|: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
　: :: ::＼　　　　　　　　　`ト､　　　/: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
　: :: :: :l: ｀ー┬-､　 　 　 |ii入　／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
　 : :┐|: :: :: :: :＼）　 ７ ./iiii〈　 　 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
　: :イ .|__/ ,へ/⌒＼　./iiiiiiii｝ 　　| : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
　イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ 　　|: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|

　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼　　　　しょっちゅうじゃねーし、普通だし。（震え声）
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ　　　店にもってけば半々ぐらいで直してもらえますし……。
　　　 | 　 ( ⌒)　 　 ( ⌒)　 　 　 　 |
　　　 i　　´""　　　　 ""゛　　 u. 　 j
　　　 ゝ 　 　 　 '　　　　 　 　 　 ／
.　　　　 ＼ 　 ' 二 ￣　　　　__, "
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
　　　　　　／:/ /:::::::::::∧　　/::::::::::::|::::::::::::" - ､
　　　　／/:::::|V∧::::::/　 ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　 ／:::/:::::::|　 /:=:::i　 　 /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　 /:::::::::|::::::::|　/::/::::|　　/:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::






　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .　 -‐ｧｧｧｧ‐- 　.
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／｛｛｛｛////／∠=-＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _,/｛｛｛｛∨///厶__二三三＼　　　　２ヶ月に１回は買い替えじゃねーかハゲ。
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／.//／/^Τ｛ ｛Χ,∨　|iミ-=ミ、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　.:| /// 　 |　Χ＼l　＼|ｉｌミ-=ミ＼　　　　１０年同じの使い続ける奴もいるっつうに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /,ﾊl｛｛　　 ∨　 Χ＼_,,.|ｉ| ミ/＾ヽ . ヾ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｛∧ィ"⌒＼∧{｛ｰ＜¨二|ｉlヽi{ ,ﾊ│〉 ｝｝
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 //i{ |／//∧::::.　　 癶ツ|ｉ|　i　ノ//∧ﾉニ=──
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｛｛ ∧{///// }::::l　´￣￣ｉ|ｉ∨　_////∧ﾆ=─　　 ＼ 、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヾ∨,∨//／.::::|　　. 　 八ｉｉ∨（）////∧＼　 　 　 ﾉ ｝
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／//∧ﾅ　 ＼l__／ｰ==ミ∨://l ///// ＼｀二二´＜
　　　　　　　　　　 　 ＼ 　 　 _＿彡'//∧彡ｲｲ示ﾐミミフ∨彡'/| /////// ｀ﾞ'＜二二_＼
.　　　　　　　 　 　 　 　 ＞辷＿＿彡'//∧ ｀ﾆニニニ´∨彡'//|//∧＼///////////＼＼
　　　　　　　　　　 　 ／ //////／∠// :∧Ｖ/ｌ|l|l|ｌ|Ｖ∨/////,|///∧. ＼//////////∧
　　 　 　 　 　 　 　 / ／／////／／/ ://｛｀''++++++''//////,|/////＼｝｝ﾆﾆ=-　.,,_'//∧
.　　　 　 　 　 　 __厶　 -‐=ニ７.::::::::/.::.'//∧　V∧ 　 l///∧ ∧//////,｀ﾞ'＜⌒＼＼＼//＼__,ノ
　 　 　 　 　 ／/ニ=-‐ :::: ￣/.::::::::/ .:::|///∧　｝/} 　 l'//｛　＼ ＼/////////＼. 　　':, ＼ミ辷彡'
　　　　　　 /　.'／ ::::::::::::::::: /.::::::::/.::::::,'　 | |'∧ 　　　　∨∧　 /＼ ＼＼//////∧　　 l |　'.＼__,ノ
　　　　 　 .′ ｌ{::::::::::::::::::::: /￣¨７＼ /'. 　| | 　｝.　　　　 ＼∧/　　　　｝'∧∨∧＼/,　　l |　 }/＜
.　＼＿__/ｌ 　 |.＼:::::::::::::::/　　 / 　 /＼　(二）　　　　 　 　 ｀ミ辷彡／ / ∧∨∧. ｝｝　//　∧、'∧
　 　 ＞│| 　 | 　 ＼ ::: /　　 / 　 /.:::::: ＼＼]]､_,　　　　／/　　 ／／////,｝｝//} 　 .//　/　.｝|//|
　 ／／│| 　 | 　 　 ｀７ 　 　' 　 /.: 　 　 　 ｢]]ﾉﾉ二｝｝彡'/　　./／　/　　 ／/／　 .//　/　./ .|＼|

　　　　　　 　 　 〟――- 、
　　　 　 　 　 ／　　　　　　 ＼　　　　　機械を壊すの自体、月に１０回ぐらいですし……。
　　 　 　 　 / 　 　 　 _,ﾉ　　ーヽ
　　 　 　 　 !　 　 　 　（●） （●）　　　　　ああいや、その事はいいんで仕事の話に入りましょう。
　　 　 　 　 !.　　 　 　 　 　 '　 　}
　　　　　　　 ! 　 　 　 　 ─_-　ﾉ　　　　　　　ソロだってところまでは聞きましたが、どんなご依頼で？
::::::::::::::::::::::::xヘ.ヽ.　　　 　 　／
::::::::::::::::::／､　　＼ `'ｰ─‐,, '
::::::::::::／ ／＼　　 ＼ ｀Yh＼
.　 ／ ／ 　 　 ＼　　 ＼ﾊ辷」
∠ィ⌒ヽ. 　 　 　 ＼　 /万]＞、
′　　 　 ＼ 　 　 　 ∨ゞﾐ｜,ﾊ}
...:::::::::::ﾄ､ 　 ヽ　　　　 　 ﾉ |/V
　 . ::::::い　　 |　　　　　 {.　|/｛
　　　:::::ヽ.　　| ﾄ､　　　　}　|/ﾊ
. 　 ' 　 :::::＼ | 川 　 　 {　 |く〈
　　　　　 ::::|.Y ﾉﾉ 　 　 i　 |　| ＼
　　　,　　　:|ﾉY´　　 　 j　 |　|　　）






　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ==ﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　 .∠二二二二二二二ﾆ=ｰ　　　　　 }　　　　　　　　　　　　　 ﾌﾞﾗﾝｸ
　　　　　　　　　　　　　∠二二二二二二二二二ﾆﾆ=ｰ　＿乂＿／　　　　　　　　……殺しだ。
　　　　　　　　　　　　/二二二二二二二二二二二二二二≦_　　　/
　　　　　　　　　　　./ﾆﾆﾆ=.7^^^八　ﾏﾑ二二二二二二二二ﾆ=ｰ彳⌒
　　　　　　　　　　　{/^Y^´ .小 /　　)　ﾏﾑﾏﾆY　 ､寸二二二二ﾆ寸　　　　　／　　　警護をかいくぐり、
　　　　　　　　　　　|:　 |　./ .{　|　　　　 ﾏﾑﾏ.:| (..ハ V二二二二二ﾆ=‐-=≦
　　　　　　　　　　　|:　 | /　八___,,斗ｰ--.ﾏﾑ　　　り 八二二二二二二二二≧=-　　　背後から忍び寄って、背中を刺す。
　　　　　　　　　　　|　 :/　{ ﾋ≧≦,ｨ7 ７//ﾏﾑ　 |V./二二二二二二二二二二
　　　　　　　　　　 ∧ ∧　 V　 ∠ﾆ 彳乂　 寸ﾆ|::(_)从二二二二二二二二二
　　　　　　　　　　 　 〈/∧　　⌒ ￣ ´　 　 　 ￣厂　 } )二二二二二二 ／寸二　　　　　シンプルだろう。
　　　　　　　　　　　 　 V:::|　　　 　 　 ＿＿　:i::V　　　/二二二二二二/
　　　　　　　　　　　　　 V:|　　　＞　　,vw7} j:iV|　　 /二二二二二二7
　　　　　　　　　 　 　 　 :::ﾄｰ匕　,vw≧-/小∨:| 　.厶イ二二二二二{
　　　　　　　　　　　　　ﾆV　Vｰ‐='二二´ ,.i∨:::|　 .{　八二二二二二|
　　　　　　　　　　　　.ﾆﾆ{　　V:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V:::::::|　　　　∧二二ﾆﾆﾆﾆ|
　　　　　ー--=ﾆ二二二ﾑ　　∨:i:i:i:i:i:i:i:i／|:.::::ﾘ　　　../　}二二二二ﾉ
　　　　　　_＿厶孑≦二{八　　　￣￣|　　 |∧　　　../　 .厂}/二二/
　　　　　二二二二二二.V.ﾊ　　　　　 |　　 |::∧　　./　　　 /二二/
　　　　　二二二二二二ﾆV.ﾊ　　　 　 |　　 |＼　　/　　　 .ﾉ二二ﾑ
　　　　　二二二二二二二V.ﾑ }　　　 |　　 |　((Y/　　　　ハ二ﾆ{ハ
　　　　　二二二二／/二二V /　　　 .|　　 |　　/　　　　 { /人ﾆj　.}
　　　　　二二二イ　/二二 人{　　　　.|　　 |　./　　　　　乂　　)'　ﾉ

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ＼　　　　暗殺ですか。
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　ノ　　　 ヽ　＼
　　　　 　 　 　 　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　多くのランナーと同じく、殺人自体にそこまで忌避感はありませんが。
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　´　　　　　　|
　　　　 　 　 　 　 　 ＼＿　　　 ⌒ 　　 ＿／　　　多くのランナーと同じく、相手は選びますよ？
　　　　　　　　　　　 .ハ　　/ 　Ｖ又ｲ ::::〉::::::i:
　　　　　　　　　　　 .}　ヽ 〈　　 l |;;|ﾉ　/::::::::::i 　-,,_
　　　　　　　　 .r iY'ﾉ.;;　 }::ヽ　　l|;;|　/::::i::::::::}‐　|　||
　　　　　　　　..|| | ﾉ:::: 　 }:::::::＼|;;;ﾚ'ｰ'' ⌒.:::: ヽ |　||
　　　　　　　　..|| | {,,;;;; .:::: ヽｰ---ｹﾄ､, へ､:::: 　 |　||
　　　　　　 ――─.:::::::::::::ノ.:::/　/　　　彡}――─────
　　　　 　 　 　 　 　 "￣｀ﾞﾞ ''ｰ-､'ー----'






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-ｰ=ﾆ二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　∠二二二二二二二ﾆ=ｰ　　　　　　わかっとるわかっとる。
　　　　　　　　　　　　弋＿厶ｨｰ-ｰｧ廴二二二二二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　 　 　 ／/　　.／八　}个≦二二二二ﾆ=ｰ　　　　お前さんの場合、罪もない人間は手に掛けない、だろう。
　　　　　　　　　 　 　 / .ｲ　 ／　/　 乂 } |ﾆ|{二二二二ﾆﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　　　乂 {／-==彡⌒ .乂.|ﾆ|辷二二二ﾆﾆﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　／　　∧　　斗_ﾃｧ彳　 |ﾆ|辷/´ヽ二二二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　　 　 /　ヽ　￣　彡　　 .|ﾆ| V　{V |二二二ﾆ==‐
　　　　　　　　　　 　 ./　　　＼　　　　 　 |ﾆ|　　　)'.八二二二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　 　 ー--　　　　　　＿　|ﾆ|　　r／二二二二ﾆﾆ=ｰ　　　　　　丿
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　　　　　　　　 乂二二二ﾆ|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／::|　　＞二二二二二二二二二ﾆ=ｰ=ﾆ二
　　　　　　　∠二二二二 人:i:i:i:i:i:i:i:＞＜　 ::| ／二二二二二二二二二二ﾆ=ｰ-=ﾆ二
　　　　　　 ハ二二八/二二二￣＼　　　　://:/{二二二二ﾆ圦二二二二ﾆ=ｰ--=ﾆ二
　　　　　 .人.八 乂／二ﾆ=ｰ匕　／}　　　:/八(　辷ﾆ二二二二＼　￣｀ヽ )　＞寸二ﾆ
　　　　廴彡'　 ≧二二＞ ’　 ／　　　　.:/　　　／)八二二) 寸≧=ｰ--孑　　　　∨二
　乂 　(　　孑三ﾆ=匕　　 　 /　　　　　:/　　.／　　 丿二/　　) ￣＼　　　　　　　 ∨二
　抖≧ﾆﾆﾆ＞＜　　　　　　.ハ　　　　　　.／　　　／ﾆﾆ/　　/　　　　ヽ　　　　　　　}ﾆﾆ

　　　　　　　　　　　　　ｰ==ﾆﾆ=-
　　　　　　　　　 .∠二二二二二二二ﾆ=ｰ　　　　　 }　　　　　　　　　　が、その点は心配要らん。
　　　　　　　　∠二二二二二二二二二ﾆﾆ=ｰ　＿乂＿／
　　　　　　　/二二二二二二二二二二二二二二≦_　　　/　　　　　　　ターゲットは臓器密売人だ。
　　　　　　./ﾆﾆﾆ=.7^^^八　ﾏﾑ二二二二二二二二ﾆ=ｰ彳⌒
　　　　　　{/^Y^´ .小 /　　)　ﾏﾑﾏﾆY　 ､寸二二二二ﾆ寸　　　　　／　　　病院記録をハッキングして適した臓器を探し、
　　　　　　|:　 |　./ .{　|　　　　 ﾏﾑﾏ.:| (..ハ V二二二二二ﾆ=‐-=≦
　　　　　　|:　 | /　八___,,斗ｰ--.ﾏﾑ　　　り 八二二二二二二二二≧=-　　　その持ち主を誘拐して、身体を切り分け、
　　　　　　|　 :/　{ ﾋ≧≦,ｨ7 ７//ﾏﾑ　 |V./二二二二二二二二二二
　　　　　 ∧ ∧　 V　 ∠ﾆ 彳乂　 寸ﾆ|::(_)从二二二二二二二二二　　　　　　依頼人に提供する。
　　　　　 　 〈/∧　　⌒ ￣ ´　 　 　 ￣厂　 } )二二二二二二 ／寸二
　　　　　　 　 V:::|　　　 　 　 ＿＿　:i::V　　　/二二二二二二/
　　　　　　　　 V:|　　　＞　　,vw7} j:iV|　　 /二二二二二二7
　　　　 　 　 　 :::ﾄｰ匕　,vw≧-/小∨:| 　.厶イ二二二二二{
　　　　　　　　ﾆV　Vｰ‐='二二´ ,.i∨:::|　 .{　八二二二二二|
　　　　　　　.ﾆﾆ{　　V:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V:::::::|　　　　∧二二ﾆﾆﾆﾆ|
ー--=ﾆ二二二ﾑ　　∨:i:i:i:i:i:i:i:i／|:.::::ﾘ　　　../　}二二二二ﾉ
　_＿厶孑≦二{八　　　￣￣|　　 |∧　　　../　 .厂}/二二/
二二二二二二.V.ﾊ　　　　　 |　　 |::∧　　./　　　 /二二/
二二二二二二ﾆV.ﾊ　　　 　 |　　 |＼　　/　　　 .ﾉ二二ﾑ
二二二二二二二V.ﾑ }　　　 |　　 |　((Y/　　　　ハ二ﾆ{ハ
二二二二／/二二V /　　　 .|　　 |　　/　　　　 { /人ﾆj　.}
二二二イ　/二二 人{　　　　.|　　 |　./　　　　　乂　　)'　ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　ｵｰｶﾞﾝﾚｯｶﾞｰ
　　　　　　そいつはそういう臓器密売組織の一員で、ある狭い地域を仕切ってる立場だ。

　　　　　　まあ、それだけなら別段、どうということもないんだが……。




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　　＼／^＼／　　　 l;:;:|　　::::: ｀`ヽ､　 　 l::::::::ヽ:::::::　i:::　　 :: 　　　　　| ヽ
　 　く　　　　,>､　 　 l;:;:| 　 :::::　　　　`ヽ､ l:::::::::::ヽ:::::::　 :::::: 　　:: 　　　|　|
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　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　 ／　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　ええ、まあ、ちょっと深いところにいらっしゃるだけの悪党ですもんね。
　　 　 　／　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　 ／　＿__＿ノ　 　　ヽ＿_＿ ＼　　　　　　それだけならジョンソンの信長さんが直に依頼することはないでしょうし。
　　／　　／´ ｀ヽ 　 　 　 　 　 　 　 ＼
.／　　　（ .＝＝ l 　 　　r´　｀ヽ.　　 β￣｀　‐- ､　　　　　……そのジョン・スミスさんを消すのって、どんな事情なんです？
|　　　　 ヽ_ ｀ _ノ　　　　l .＝＝ ）.　 　　|ｨ＞‐- 、　 ＼
|　　　 　 　　　　　 く　　ヽ_ ´_ ノ.　　 　 |／-､ ´　廴　 ＼
.＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／〈　!　!　ヽ/｀.　 　',
´　＼　　　　 　 ー -- - - 、　　　 ／　　!. ',_',　　 !　　　　 ',
.　　　＼ ＿　　 ――――´　＿／　 　 ‐>'　 〉、　ヾフ.　　　',
　　　　 ／::::::i　 ＼,`　''　 ／ " !:::::::｀:､._　 l　＿ノミヽ＿〉　　　',
､;.::::.:'/::::::::::::i 　　 /´;;｀ﾍ.　 　 i::::::::::::ﾍ;:.:::..ヽ　 ノ厂　 .l　　　　 .,:.
:::::::::/::::::::::／! 　 ∧;。;;。ﾍ　　iヘ:::::::／::::::: 　ヽ!　　　　',　　　　　ヽ
:::::::::::ヽ／:::::::i ／　∨;;;/ 　＼i::::::::＼::::::::::::::::::::::::: ';,　　　　　　　　　ヽ
::::::::／:::::::::::::::! 　　 /;;。;;'. 　　!::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::';;,＿＿＿＿＿＿_ヽ
::::: ﾍ::::::::::::::::::i　　 ,';;。;。;;'.　　i:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::＼
::::::::::ヽ:::::::::::::::i 　 ,';;;。;;;。;;',　 i:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼:::::::::::::::::::::::::::::::＼






　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |／ φ　,,､r十宀|冖　三二ﾆ=‐三
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／| {　ﾉ／─t_ｧ─ク　　三二ﾆ=‐三　　それを教える前に、「引き受けます」って言ってくれにゃーか。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 乂　　 ｀``ﾉ``｀乂　／/''⌒寸三
　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 ;,＿＿_　　　／　/　 rリ }.三　　　言ってくれたら教えるでよ。
　　　　　　　　　　　 　 　 ‘ｰ┐¨,,,,,,,,,,,,,,, }　　(　　/ 　 __,,ノ 三
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ‘┬┬┬┐}　{　　 ;′＿彡ﾞヲ三
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣「￣¨| 　 {　　{
　　　　　 　 　 　 　 .(℃=====||==||=||=|　　{　 ヽヽ i;i;i;i;i
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _,,.. -_＼＼|l　|　　　ヽヽ i;i;i;i;i;i
　　　 　 　 　 　 　 　 (℃'' "´　 　」┬┬|　　ヽヽ i;i;i;i;i;i;i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└三￣ ﾔ ヽヽ i;i;i;i;i;i;i;i
　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿　　{;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ｉrf升.／
　　　　　 に二二二 ＿＿＿_ ￣`ヽ` ''''''' ``｀ 川 |ア
　　　　ゝゝ `ーｔ─（ lｺ＿_　　　_　　 ＼父＝彡ク/
　　　　　　　ゝゝ ￣~"''～ `ーヘ＼　　 ＼＝彡ｸ　　　／

　　　　　　 　 　 〟――- 、
　　　 　 　 　 ／　　　　　　 ＼　　　　ええ……（困惑）
　　 　 　 　 / 　 　 　 _,ﾉ　　ーヽ
　　 　 　 　 !　 　 　 　（●） （●）　　　　相当ヤバイ案件ですね？　報酬の方は。
　　 　 　 　 !.　　 　 　 　 　 '　 　}
　　　　　　　 ! 　 　 　 　 ─_-　ﾉ
::::::::::::::::::::::::xヘ.ヽ.　　　 　 　／
::::::::::::::::::／､　　＼ `'ｰ─‐,, '
::::::::::::／ ／＼　　 ＼ ｀Yh＼
.　 ／ ／ 　 　 ＼　　 ＼ﾊ辷」
∠ィ⌒ヽ. 　 　 　 ＼　 /万]＞、
′　　 　 ＼ 　 　 　 ∨ゞﾐ｜,ﾊ}
...:::::::::::ﾄ､ 　 ヽ　　　　 　 ﾉ |/V
　 . ::::::い　　 |　　　　　 {.　|/｛
　　　:::::ヽ.　　| ﾄ､　　　　}　|/ﾊ
. 　 ' 　 :::::＼ | 川 　 　 {　 |く〈
　　　　　 ::::|.Y ﾉﾉ 　 　 i　 |　| ＼
　　　,　　　:|ﾉY´　　 　 j　 |　|　　）






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　 ＿-=二三ミｘ、　　　　　　 　 _､＜三三三三ミｘ、
　／⌒＞＝三三ミｘ、　　　　　／三三ミ三三三三ミｘ、
.　　　　 ＿ 　＼三三＼　　 ／三三彡/＾77≠ﾆハ/ ＼＼　　　　　前払いで５０００新円。
　 ＿／三三＼ ＼三三＝彡三三三７　//／ 　 ／乂｝　 ＼
／／⌒＞=三三三三三三彡У~ﾞ彡′ー-ﾐ　／ _,,彡|l!　 　 ｝　　　　成功報酬でもう５０００だ。
.　　 ／三三三三三三三三ノ八丶＾~｢三三|'゛ /rｬ笂,|{___
乂―三三三三三三三三三彡へ＿,,乂三ソ　 {〉｀¨¨|廴＿
　ｰ＝二三彡⌒三三三三三彡Λ从´ ＿　__　}/〉　 八{￣　　　　　　　事前に要の話をできん分も込みだと思ってくれ。
　　　　／三三三三三三彡ノ / ノ∨ﾊ广爻zzzz爻7　_))
＿＿彡―く￣￣＼⌒＼三三彡ｲﾆ＼ﾊ　ゞ┴‐''~ /=-__　　　　　　　　　　どうだ？
　　　　　　　＼　　 　 (￣￣¨ニ彡八ﾆ＼从从从/三三三=-__
.　　　 ＼ 　 　 ＼　 　 ＼　￣￣)/　_}　/三勹广｝八三三三三=-__
　　 　 　 ＼ 　 　 ＼　　　　　　｛｛ ￣　＼_____　ノ　　＼三三「⌒＼三
　　　　　 　 ＼ 　 　 ＼　 ｝　　　＼____ 　 ＼,,,￣) 　 ___)＼三|　　___}ﾆ｝
　　　 　 ⌒＼__｝ ＼ 　 　 ｝ /　　　　　＼　　＼双 　￣ 　 ｝｝　￣￣
　　　　 　 　 ｛ 　 　 ＼　　 /　 　 ,　　 　 ＼　　＼　 　 　 //
　　　　　　 　 ＼　　 　 　 /　　／　 　 　 　 ＼　　＼　　 ｛＿
.　　　　　　 　 　 ＼　　　/　／　　／_________　 ＼　　＼　　　　　　　＿＿
⌒＞ﾐ、　　 　 ＼　　　 /／　　／''"゛￣　　 　 　 ＼ 　 }＿＿ｘ＜二二二二＼
　　　　＼　 　 ＿｝ ﾉ　/　　 ／　　　　　　　　　　　　}　 |∨ﾆ二二二二二二二＼
＝二＿＿>､　　ィ／＝ ＿彡　　　　　　　　　　　　　|　 |. ∨二二二二二二二二＼
￣￣￣￣￣＼｛/　⌒＿＿　　　　 　 　 　 　 　 　 八　| 〉 ∨ 二二二二／二二二}
　 　 ＿＿ 　　 ∨　　 ｛ 　 ￣ 　 ――----　　 　 　 ＼/　／二二二 ／二二二二j
　　二三三＼　 ｝　　　乂＿＿　　　　 　 　 　 　 　 　 /／ニニ｝⌒／二二二二／

　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼　　　　んー……わかりました、引き受けましょう。
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ　　　ほかならぬ信長さんの頼みですし。
　　　 | 　 ( ●)　 　 ( ー )　　 　 　 |
　　　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j
　　　 ゝ 　 　 　 '　＿　　　u.　　 ／
.　　　　 ＼ 　 ヽ 　　ノ 　　　__, "
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
　　　　　　／:/ /:::::::::::∧　　/::::::::::::|::::::::::::" - ､
　　　　／/:::::|V∧::::::/　 ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　 ／:::/:::::::|　 /:=:::i　 　 /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　 /:::::::::|::::::::|　/::/::::|　　 /:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::



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　　　影の社会の実情をよく知り、企業とランナーの橋渡しをしてくれるMr.ジョンソンとのコネは実際貴重だ。
　　　良好な関係を続けていくためには、時折こうしたヤバそうな話も引き受けねばならない。
　　　むろん、後で別方面から依頼内容の裏取りなども忘れてはならないが。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ777777777ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　/￣￣7ﾆ寸ﾆl二lﾆ7ﾆ／V⌒ヽ　　　　うん、じゃあ話すけど、ホント誰にも言わないでね？
　　　　　　　　　　　　　 　 才¨7ﾆ7´￣￣￣／｀ﾏﾑ＼
　　　　　　　　　　　　 　 /　|　|ﾆ7⌒≧　／≦⌒V:}　.)　　　　　　……十大のシアワセに、俺の窓口役が当然居るんだけども、
　　　　　　　　　 　 　 　 |　 |　{,ｲ Y::::::::V.l　⊂⊃　:|寸
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ll |八::::::::ﾉ | ｀¨¨¨´　| ﾘ　　　寸ﾐ　　　　　そいつがバラされてどっかの金持ちの臓器になった。
　　　　　　　　　　　／(⌒　　八.|　/u.∧_|_∧　u.　八　　　　ﾉﾆ}　 }ﾑ
　　　　　　　　　　./ﾆﾆ=ー匕ﾆ圦/vfﾑwwwwY ミﾑﾆﾆ=ｰ匕ﾆく＿ﾉﾆ}　　.ﾑ
　　　　　　　　ｨ7　＼二二二二.∧彡{笠笠笠}.ミﾊ寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〈＿ノﾆ}
　　　　　　　 {ﾆ辷ﾆﾆ才ﾆﾆﾆﾆ/ .∧ﾐ艾ﾆﾆﾆ才/:::}　)二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ圦　)ヽ
　　　　　　(＼｀才二ﾆ=ｰ　イ .{　|　 寸i:i:i:i:i:i:i:ｲ::/　/　Yｰ=二二二二二二二二人　　 )
　　　(＼_／/ (　　　　　 　 l|　|　|ﾑ　　￣￣　 /　/　 八　　 　 　 { 　＼二二二二ﾚイ
　　　 才　./　:|　　　　　 　 l|　　.|　乂　　　 ._/　　　/　　　　　　　|　　ハﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑイ
　　　(八　l　 .:|　　　　　 　 l|　　.|　　　¨¨¨¨7　　　/　　　　　　　八　　 ∧二二二ﾆﾆノ





　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼　　　　　　oh……。
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ
　　　 | 　 ( ○)　 　 ( ○ )　　 　 　 |
　　　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j
　　　 ゝ 　 　 　 '　＿　　　u.　　 ／
.　　　　 ＼ 　 ヽ 　　ノ 　　　__, "
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
　　　　　　／:/ /:::::::::::∧　　/::::::::::::|::::::::::::" - ､
　　　　／/:::::|V∧::::::/　 ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　 ／:::/:::::::|　 /:=:::i　 　 /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　 /:::::::::|::::::::|　/::/::::|　　 /:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::



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　　 ﾋﾞｯｸﾞﾃﾝ
　　十大企業――比喩抜きに世界を支配する地位にある、メガコーポ。
　　シアワセはその中でも旧来の日系企業的価値観、家族的な終身雇用制を下地にしている。
　　社員に手を出されれば容赦はあるまいと誰でも想像がつく。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ７三三三三≧=ｘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィＴ'/////ｲイ≦三三三≧ｘ=-､　　　　　　当然、件のオーガンレッガーが意図した
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ川 州ｲﾘｲｲﾚﾍ'ヘ三三三ミミlﾍヾli　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　.i　　 /ｲﾘ〈.}!' ` ′'ハ　メ}ﾍハlミ≧ミミﾐ∧ﾐ`ー'　　　　　もんじゃないだろう。そんな馬鹿じゃない。
　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ-/lｲｌﾘ　l|　 　 　 ／　 ﾘ、l, l≦三ミ≧lハハ　　 ./
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,' .}./八 ヽ‐　 ,.ｲ ﾒ､／ｉ l,' `l|!.ﾐﾐﾐ/ ,-,.V∧ｰr‐.'　　　　　とはいえ俺からすれば捨て置けん。
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l　l川,ィ=ｚl`〃〈ｨ≦二二ﾆ７l|ﾊ}ﾐl ,'ﾐi:l ,'//i　ト-
　　　　　　　　　　　　　　　　 .乂lﾚlﾊ ,ｨ示l{ ゞ`.'ﾚ'r;ｯ二ｨﾘ.l|!.:|ｌ|.l! ﾉ'///从ﾄ|､_ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　,' ,}从;i'///ﾊ　　 '´￣￣´.! l|! .!ﾊlｰｲ/}Ⅵ'/∧ﾐｚ'　　　　　顔で商売してる以上、
　　　　　　　　　　　　　.＿. 　 i__,ﾚ/弋'///,!　　　　　　　〉l|!.,'　从ﾉｌ|ｌ|li|lｉ|ﾐミ≧=
　　　　　　　　　 , ‐=≦=､_〉＜,Yｨ川}l}ﾐ=‐'ｌ|　 　._ヽ _ 　.l l|l,' ﾐ:l川川l|liⅥl|式ｚイ　　　　　塗られた泥は綺麗に拭って
　　　 _,　―ｚｚ='ｚ彡７＞=ミ≧彡川l川iﾍ.、,`ｰ'　､__ｚzミﾐｉl||ﾐﾐ/川l|l川lⅥl|iミ≧彡
　 ／ ,ｲ州'７'⌒i}l| {l{/　　,ｨイｨ}川l川l}川ﾍ}li''ﾐ===‐＝-ミﾐｖｼ://}川!.}iⅥliⅥ三三　　　　　　相手に責任もとってもらわにゃならん。
　　l ,'州l´ .l　_ノﾘ　,≧=彡'从l从l从l从l从iﾍli,,｀,ililｰ‐'､,:iｌﾘｲ::::i,' 川l.|li}|ｌⅥl}iミ三
　__.,ノli|ゞ==‐‐ｚ≦三三彡彡彡从从从从ｌ::::Ⅵ川川Ⅳ'.:::::::::;l|.,'l.|Ⅳl}l|liミ≧==‐
　　 乂ミ≧ｘ彡彡彡{lⅣ 〈//.ｲ从从从≧i´fl| l ￣￣:::::::::;:ィﾘ乂ｌi|l 弋三三三ﾘ'
　　　 l､_///////,{ ｌ.Ⅵィ从从从从l}Ⅳミ=;'::|ハl､::::::::::／ ,':,'　 .lⅣﾑミ≧=ｚイｨ
　､ ＿.ノ/从///从＞'/ｨ///ハ}l|'Ⅵﾑ　ﾉ.,'-､i ハ ヽ;;/　 ,::/　／乂 ≧=‐/／
　 r‐=彡' Y,ィ〉}`i'￣l}/,'/iⅥ ,ｲﾘ　ﾘﾊ}l/ /ﾄ、∨　!　　　.// /　　　 ,';'　 /ｲ
　､＿.ノ./l´. |! .,':|　　) Ⅵl／ｲ/ ,r'　州!/ハ.', .〉　l　 ‐=ｲ／　　　　;:;　〃/　　 , -
　　 ./Y.{ |　.l|! ｉ∧／　 )} ﾉ　Ⅵl|､_ Ⅵ':l 　 i　ﾄ､_,.ィ ／,'　　　　　/;'　,' /






　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ＼　　　　　あー、その人の部下あたりが独断でサラッてバラしたのが、
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　ノ　　　 ヽ　＼
　　　　 　 　 　 　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　たまたまシアワセの、信長さんとの窓口役だったと。
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　´　　　　　　|
　　　　 　 　 　 　 　 ＼＿　　　 ⌒ 　　 ＿／　　　　それはみなさんにとって災難なことで。
　　　　　　　　　　　 .ハ　　/ 　Ｖ又ｲ ::::〉::::::i:
　　　　　　　　　　　 .}　ヽ 〈　　 l |;;|ﾉ　/::::::::::i 　-,,_
　　　　　　　　 .r iY'ﾉ.;;　 }::ヽ　　l|;;|　/::::i::::::::}‐　|　||
　　　　　　　　..|| | ﾉ:::: 　 }:::::::＼|;;;ﾚ'ｰ'' ⌒.:::: ヽ |　||
　　　　　　　　..|| | {,,;;;; .:::: ヽｰ---ｹﾄ､, へ､:::: 　 |　||
　　　　　　 ――─.:::::::::::::ノ.:::/　/　　　彡}――─────
　　　　 　 　 　 　 　 "￣｀ﾞﾞ ''ｰ-､'ー----'

　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,r v-x/ﾐﾇ´ ,i　i　l／i　l ヽﾐx
　　　　 　 　 　 　 　 i⌒|　.|　i !ﾆ/.⌒__,／/.￣ヽ,ﾄﾘ、　　　　　　　まったくだ。
　 　 　 　 　 　 　 　 },,,::!....:!...,!:!ﾇ /fﾆﾆ}}　=＝=-ﾄ、ﾊ 　　,　- 、
　　　　　　 　 　 　 .,'... ,'... ,'.. 'i }fi!乂二ｿ_ 、｀ ¨¨.i!ｿ、 　 /ｨ　　　　　ちなみに失敗したら俺の首が物理的に飛ぶんで、
　　　　　　　 　 　 .f ｰ　__,フ⌒ﾊj,,、 ,,,,,｀.''_,,,,、　,i!三＞=ィ⌒
　　　　　　 　 .,. - ,'　 ー　(-'_ｨ　i!ﾊﾞ, V￣￣ >,,,,'三三三三ヽ 　＿,ｨ　　マジ頼むぞ？　今更やめますってのナシな？
　　　　 　 ｰ／ ￣! 　 　 ,f .￣　,八ヾ, ｀二ﾆ´,,,./!ヽ三三三三二＜
　　　　　 / /　＿ii、.. 　　　　／〈::|　｀.ｰ￣-.イ .i!」.i＼三三三ー- ＞
　　　　　　/二二/ii 　　¨Tﾌ/　　 i!　 i　Y　 ./　i!:i!.i　 i｀ヽ三三ﾐ／　　　　そんなこと言い出したら全人脈を駆使して殺す。
　　　　　,// /, /　ゞﾌ7=イ/!　　　i!、　、　 ,　 ./}}i!ｌ|　.|i　 ｀￣ ＞　、
　　　　　　 　 /　　　 ¨　 /,'|　　　i!､ﾐx＿　　_//, | |　 |　|　　　i　　 i　　　　　つーかシアワセもお前の敵になるかんな！
　　　 　 　 | /　 　 　 　 ,.i !.!　　　i　i｀ｰ{iii}ﾆ川　 | |　 |　|　　　|　　 !
　 　 　 　 i/ 　 　 　 　 .,:!.i !、　　,　|_、ﾞﾞﾞﾞ　ﾘﾘ　 | |　 |　|　　　|　　 !
　　　　　　,　　　　 　 　 ,::!.!| i!　　　 |ﾆヽ、　　　 .i i!　 !　!　 　 |　　 |
　　　　　　|　　　　　　, .,:::i,!i! }:.　　　|三ﾆヽ　　 /:} |　,|　| 　 ..::|,,,::　:!
　　　　　　iV　　　　 / /::/　/|　　　 ヽ三三＞<ﾆi! !, '　 |　　　|.　　 |
　　　　　　 i!＼　　 ,.／:/　/　!、　　　 ,＼ニ三ﾆ//　　 ,　　　.:! /　 i!
　　　　　　 |::::::ヽ一..::::/　/　/ .＼　　　　 ＼_／./　　 /　　　 :|　　 ﾊ
　　　　　　 |:::::::::::::::::::/　/　/ 　　 ＼,　 　　/　 /　　 /　 　 　 |　　　 ﾄ、
　　　　　　 }::::::::::::::::/　/　/　　　　 ハ、 _,/　 /　　 /　　 　 　 }.　 　 |i }
　　　　　　 ヽ;::::::::::/　 i__/　　　　　　 ヽ/　　/　　 /　　　　　　|　　　.:: i!、
　　　　 　 　 .}:::::::ﾉ　　i!|　　　 　 　 　 /　　/　　 /　　　　　　/|　　 ..::./i ﾐx
　　　　　　　 i!:／ 　 ./ﾆヽ,:　　　　＿/　　/　　 /＿＿＿　 ./ i!　　.:::　 ! V}
　　　　　ヽ　　　　 ／三三＼＿／　／　/ ＿／三三三三二＝=z、　 .:　　ヽ、
　　　　 ／ヽ＿_／三三三三＼＿,,,..ｪ＜三三三三三三三三三三i＼　　　 :ﾊ
　　　 ./二二三三三三三三ﾆﾆ＼三三三三三三三三三三三三三ﾆ＼　..:　ﾊ
　　　/三三三三二二二二三三三ヽ三三三三二二二二二二二三三ﾆ＼　..:ﾊ






　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼　　　　　言いません言いません。
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ　　　　ジョンソンとメガを敵に回すとか死刑宣告にしてもアクロバットすぎます。
　　　 | 　 ( ●)　 　 ( ー )　　 　 　 |
　　　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j
　　　 ゝ 　 　 　 '　＿　　　u.　　 ／
.　　　　 ＼ 　 ヽ 　　ノ 　　　__, "
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
　　　　　　／:/ /:::::::::::∧　　/::::::::::::|::::::::::::" - ､
　　　　／/:::::|V∧::::::/　 ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　 ／:::/:::::::|　 /:=:::i　 　 /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
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　　　　　　 　 　 〟――- 、
　　　 　 　 　 ／　　　　　　 ＼
　　 　 　 　 / 　 　 　 _,ﾉ　　ーヽ　　　　　やり方にご注文は？
　　 　 　 　 !　 　 　 　（●） （●）
　　 　 　 　 !.　　 　 　 　 　 '　 　}
　　　　　　　 ! 　 　 　 　 ─_-　ﾉ
::::::::::::::::::::::::xヘ.ヽ.　　　 　 　／
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::::::::::::／ ／＼　　 ＼ ｀Yh＼
.　 ／ ／ 　 　 ＼　　 ＼ﾊ辷」
∠ィ⌒ヽ. 　 　 　 ＼　 /万]＞、
′　　 　 ＼ 　 　 　 ∨ゞﾐ｜,ﾊ}
...:::::::::::ﾄ､ 　 ヽ　　　　 　 ﾉ |/V
　 . ::::::い　　 |　　　　　 {.　|/｛
　　　:::::ヽ.　　| ﾄ､　　　　}　|/ﾊ
. 　 ' 　 :::::＼ | 川 　 　 {　 |く〈
　　　　　 ::::|.Y ﾉﾉ 　 　 i　 |　| ＼
　　　,　　　:|ﾉY´　　 　 j　 |　|　　）






　　　　　　　　　　　　　_,.. -―==‐-,.､_
　　　　　　　　　　　,ｨil州州州州州州ili=-,.､_
　　　　　　 　 　 ,ｨil州州州州州州州州州州lii;.、
　　　　　 　 　 ,ｉ州州州州州州州州州州州州ilili;､
　　　　　　　 ,ｉ州州州州州州州州州州州州州州i}　　　　見つからず、証拠を残さず、かつ他殺としか思えない状態で。
　　　　　 　 ,ｉ州州州州州州州州州州州州州州州､
　　 　 　 　 l州州州州州州州州州州州州ゞ州州州　　　　相手はサイバネに強化装甲マシマシだが、おまえさんならやれるだろう？
.　　　 　 　 {州ｉｌ'"/〃ｰ-ゝゝ､lilil/〃'／l! li.lilili l州州iﾄ､
.　　　　　 ,ｲili;'lili/,' lil　/ li!　　lﾊｉ!／　, l}　l!lilili l州州i!l!　　　　　　　　　ﾃﾞｯﾄﾞｴﾝﾄﾞ・ｷﾙ・ｵﾌｧｰ
　　　 　 ,iliｌｉｲ州ﾚ　!i!./　ll　　 l ,ｲ 　 / .l!　_Llilil! l州ill!.!}　　　　　なあ、行き止まりの殺害者よ。
.　 　 　 ilil;ﾞ .l州ｉｌ　｣!＿　l!___／ ;! ／_,. l!_,..;!!lililil! liliゞﾏl}
　 　 　 liﾘ　 /ヽil￣!,／7//∧　;!､ｰﾞ／ｌｰ’'l| lililili lil"〉}ili!
.　　 　 lﾘ 　 l､.;l|､/,.///////ヽﾉ ,.''"￣!-‐ l!‐lilililili! }/lili､
.　　 　 !!　　 ﾞlｉ､!､/,!//////"'';,　 , 　 　 　 !　 lililili_/ililヾ､
.　　　　l!　　　lilil､ｰ;`ｰ‐―'　　 ',　 　 　 　 !　　ヾlilﾄゝli!ヾ､
　　　　 l　　　 |州{.}〃,　 　 　 ; ;, 　 ヽ　 　! _､.-7'!州ilil 　 丶
.　　　 　!　　　l州州ｉ!､/,.,　_ 　_':;,_／_,._､.-=､_-ﾞ ｌ州州,
　　　 　 !　　 ,l州州lｉli ＼〃_'"'_,,... -―__／_=′.!州州iﾄ､
　　　　　　　,ｲ州州ililil 　 ＼,.;｀￣--‐　 _ﾆﾞ　 　.!州州ililゝ、
　　　　 　 ,ｲ州州州ililｉ!　　　ヾﾞlili从从liヾ′ 　 ;ｌ州州州il＝ゝ
ヽ､＿,. -ﾆ二州州州州l, 　 ヽ 　 ー一ﾞ゛　 　 　 l ヾ州州州ﾆ‐..__,.
　　￣￣ ./州州州州州､　　､　　　　　　　/　　.!　∨州州iﾄ､

　　 　 　 　　　＿＿＿_
　　 　 　　　／　　　　　＼　　　　　そのネーム、あまり好きじゃないんですけどねぇ……。
　　 　　　／　⌒　　　⌒　＼
　　 　 ／ u （＝） 　（＝）　　＼　　　　ウィズじゃないというか、中学生が考えたっぽくて。
　　 　|　　　 　　__´___　 　　　　|
　　　　＼ 　　 　`ー'´ 　　 　／






　　　　　／::::l::://.:::::::イ≦三三
　　　 ／::::ミ::乂/ツ≠‐ミ三三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｽﾄﾘｰﾄ･ﾈｰﾑ
　　 /.:三＞‐'`　∨l ,_／ﾙ'从Ⅵ　　　　　　　　いいじゃねえか、少しは知れた通り名だぞ。
　 ./i:::::イ};' ､ 　 ,//}ハ./l - ､}:;′
　 ｉ .〉:ｲ.|ー-ミx､i〈､_ ‐'´＿_}.〉|
. /メ乂〈 〉'///ﾊ', 　 ≪.tッ-彡　　　　　　　　　　　大体悪名だけど。
〈{.l./ﾒ 〉//////,}l. 　 〉=￣｀ } |
.从l从l ∨/////::|　　　 ／ ／';
.|　刈ﾍ.∧://乂::::ヽ¨ｧ－／
.ﾄ､l　ト∧.|￣ｨ=-､_｀ノ　.ﾐﾐﾐﾐ､_〉)〉
.乂乂/l しﾍ ヽ.`ｰこ‐==‐-_-≠ }州
　 ＼_乂ノ.::::刈l｀...｀¨￣....´,　,, 州ﾘ::::∨:::::l::l::|::|:
＜三三:::::彡:::::刈从｀ ー '　 从Ⅳ.::/} }ｌ:::/.;'::l::;!::
::::::::::::::::／.::/.:::::::::刈从l从l从ｌⅣ.::/!ｨ/／ /.:;'::;::;
::::::::::／..:::::/.:::::::::::::::刈l州l州ﾒ'::／}.|/.:::／//:/./
:::://.::/.::::;':::::i::::l::::::::ﾄ､::::::::::::::::/　/ﾒ::::/.::/l::l::i:〈
乂;'::::ｉ:::::ｲ从:ﾄ､乂ｌ/| :',＼::::／　..l :::ｌ::乂:l::|:乂:::〉
.イl:::::|::::::|:::::.＼/ｌ/:::|　∨　{::: 　 八::＼:::::ﾒ　 }:::l
./ |::::乂_.乂　　l |::l:::l:.　.';　 　.／ / 〉 . 〉/:::〉:乂|
.!　!　　ト- 、　.乂‘, ∨　l::　 ′_/ノ ／./::/ /八




　　　　　※悪名ルール
　　　　　　 習得した不利な資質によっては、悪い意味で名が知れるようになる事がある。
　　　　　　 できる夫の場合【グレムリン】（ハイテクと上手くやっていけない）と【精霊との反発性】により、
　　　　　　 「アイツと組むと肝心なときに機械が壊れるし獣の精霊には敵対されるしでやってらんねーよな！」
　　　　　　 というような風聞がいくらか広まっている。

　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　 ／　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ／_,ﾉ　　　＼　 ＼
　　　 　 　 　　／　（ー） 　（ー）　　 ＼
　　 　 　 　 　 |　　　　　 ' 　　　　　 　 |
　　　,'⌒　＿　＼ 　　⊂ﾆﾆ⊃　　　／
　　　ヽ＿ノ　　 ／　　　　　　　　　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | まあ、いいでしょう。　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　 　 　 　 　 !　　　　ﾞ'　　　　 　:.:.:.:.:.:::::::::/
　　 　 　 　 　 ヾ,::　　ー　- 　..:::::::::::::::::::x'
　 　 　 　 　 　 　 ヽ、　　　　　　　:.:.::／　 〉i;ヽ.,__
　　　　　　　　　　_,イ,'｀ーｧ---;;;;;;／　　 / i: ; : ;i ｀'‐-- .,_
　　　　　　　　 _, ィ: ;:/|　 i i　　／　　　 / ./; : ; : !: : : : : : : ￣: ‐- 、
　　　　　,. -‐': ; /; : ;i | ,.人　 _」ヽ　　 /　/: ; : ; : |; : : : : : : : : :／: :ﾍ
　　 ／; : ; : ; : ;/: ; : i |;:;:;i /　|　/;:;＼/　,': ; : ; : ; |; ; , , ; ; : ; /: : : : : ',
　／:: ; : ; : ; : /: ; 　__　-‐ 、ノ /:;:;:;/ 　/ ; : ; : ; : |; : ; : ; : ; /: : : : : : :.',
　 : : ;',: ; : ;　,.-‐ ﾆ 　 _,. 、　i /;:;:;:/ 　/: ; : ; : ; : :| : ; : ; : ;/ ; : ; : ; : : : i
: : : ; : ; '、／　　 '' ､｀丶､,r==く;:;／　 /; : ; : ; : ; : |; : ; : ;:;/: ; : ; : ; : ; : : i
: : : : ; :／　　　　 ヽ｀　､ﾉY;:;:;:}　　　 j丶,: ; : ; : ;.;.|: ; : ; :/; ; ; : : : : : : : : :}
ｧ　ア'´　 　 　 　 ,　ヽノ　」ﾞﾞ'ﾚ　　　 l: : :.＼‐-, : |; : ; :i/: ; : ; : ; : ; , : : : :|
/　/　　　　　　 ／` _ノ　Y;:;:;:;:;Y　　 !: : : : : ＼￣: ; : ;:!丶、; : , : : : : : , :ト、
　 | 　 　 　 _／｀￣| 　 　 |;:;:;:;:;:|　　 i : : : : : : : ＼; : ; :i; : ; :｀': ; : ; : ; : ; : : |
　 |-┬　¨

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼　　　　引き受けた以上は、きっちりやらせていただきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ　　　見つからず、証拠を残さず、明らかな他殺で。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 ( ○)　 　 ( ー )　 　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　´""　　　　 ""゛　　 　 　 j　　　　ええ、少し大変ですが、迅速丁寧にね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ 　 　 　 '　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 ＼ 　 ' 二 ￣　　　　　　,"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ` 　_ _ 　　　,　＿ _'
　　　　 　　　r- ､　　　　　　　 ,-‐　‐- ､＿,,i-'"i`i､　 ‐ 　／_,,|　ﾍ､　　　　＿ . -‐ ､
　　　　 　　　ヽ､　＼_＿ 　　/:::::::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／　i;;;;;ヽ｀'￣:::::::::::::::::::::　ﾍ　　　 　　__
　　　　 {ヽ､!ﾞ`､.ゝr､　　l｀Y＼:::::::::::::::::::::／:::::::::;i　 rゝ"､　　　 !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i　 ,.､r-ｨ'ヽ　}ｨヽ
　　　　 .|　 |　 ll　 Y´　l　 !　 ヽ-､　 ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 　 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ｨ´f 　i　 l　 i´ i　l
　　　　 .ヽ､ﾞ､　ﾞi　 ﾍ　 |　 i　　　　 ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/　k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f　|　}　 }´ l 　! ,!　i
　　　　 　　｀ﾞ､. ﾍ 　 `"ﾍ　`l_　 　 　 !､_r ､::::::::l　 Y:::::::l 　 V/　､／::::::::::::::::r´ 　　 !　!　! 　| ｿ　 .|'　/
　　　　 　　　　 `ー'‐―､_　　!　　　 　 //´:` ､i　/:::::::::|　　/:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r'ﾞ　 |'´　 /´　／／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┌┐
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　　　　　　ll￣￣||￣￣　　　　　 　||:,. 　　　　　　　　　　　　　|二二二二二二二二二二二と　　 ）二二
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　　　　　　　　　　　　　　　 _.. ‐'''''''''''' ‐ ､
　　　　　　　　　　　　 　 ,ｒ'　　　　　　　　＼　　　　はい、ご期待通り済ませました。地方ニュースはご覧いただけましたね？
　　　　　　　　　　　　　 / ⌒　　　　　　　　 ヽ
　 　 　　　　　　　 　 　 （ ●）　　　`―　　　　..i　　　体の内側から破裂させたので、どう見ても他殺。
　　　　　　　　　　　 　 i.　 　　　　（　●）　　　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　_´_＿_ 　　　　　　/　　　　　霊紋も偽装しておいたので、特定は今もって不可能だそうです。
　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼`ー'´　　　＿_／
　　　　　　　　　　　　　　　,-'"X ヽ ￣,イ !:: ヽ ＿＿.
　　　　　　　　　　　　 __イ:::::::|l,　＼／　 | !:::::ゝ::::::::::::::~ﾞl
　　 　 　 　 　 　 ,-‐'":r┤::::/｜,イｿ＼　! ヽ:￣!::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　｜::::::::|:::::::::,!　.'　/ l　　 　 〈:::::::|:::::::::::::::!::::｀`ｰ-､
　　　　　　　　　 |:::::::::::|:::::::j　　　 !-|　　　　 ', :::: !:::::::::::: !:::::::::::::::::::`ー ､_
　　　　　　　　　 !::::::|:::|:::::::j　　　 |-┤　　　　 !:::::l,:::::::::::::,!:::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ-、
　　　　　　　　　,!:::::::,|:::|::::::|　 　 ├┤　　　 　 l,::::|:::::::::::::|_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　!:::::::::l:::l:::::,!　　　 |─|　　　　　　', : !::::::::::! 　｀`‐--､__::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　 ,!:::::::::::l:: !:::| 　 　 ├┤　　　　　　.!::,|:::::::::| 　　　　　　 .~`ｰ-┐:::::::::::`､
　　　　　　　　 !::::::::::::|::,|:::,!　　 　|-┤　　　　　　.!:::l::::::::,!　 　　　　　　　　　~ !:::::::::::::ヽ
　　　　　　　　|::::::::::::::j:::l::,|　　 　├┤　　　　　　 .:|:::::::::|　　 　　　 　 　 　 　 ヽ::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 ,|::::::::::::::::|:: !,!　　 　 |‐┤　　　　　　.|l::l::::::::|. 　　　 　 　 　 ィ=r=ｰi'~＝二l７
　　　　　　　 !:::::::::::::::::|:::|j　 　 　 |　│ 　　　　　.八:l:::::::|. 　　　　　　　 /≡≡= !　　r'´
　　　　　　　 !:::::::::::::::::|:::,||　　　　ヽ./　　　　　 /￣ !j:::::::ゝ　　　　　　　 `ーｰf´---'"
　　　　　　　 ヽ::::::::::::〃::j|　　　 　 　 　　 　 __/―--!l::::::::|
　　　　　　　　 !::::::::::::::ヽ:Г　　　　 .__, - |ﾆ　　 ヽ-- l|::::::::|
　　　　　　　　 〈::::::, r'￣`ｰ-=‐''" .､　　 | !_, ‐'":::::!--ｲ:::::::|
　　　　　　　　　 !::|　　　　　!、l, .___, >-‐''´:::::::::::::::: !--l,::::::,!
　　　　　　　　　 `ト=' ､_ .､`‐=ニ|:::l :::::::::::::::::::::::::::::::|-- ﾊ::::::|
　　　　　　　　　　　,/ ノ「 l''~"::::::l::::l::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　￣
　　　　　　　　　　　 　　ヽゝ:::::::::::|::::|:::::::::::::::::::::::::::::::|







　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ777777777ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　/￣￣7ﾆ寸ﾆl二lﾆ7ﾆ／V⌒ヽ　　　　依頼したの昨日なんじゃが。
　　　　　　　　　　　　　 　 才¨7ﾆ7´￣￣￣／｀ﾏﾑ＼
　　　　　　　　　　　　 　 /　|　|ﾆ7⌒≧　／≦⌒V:}　.)　　　　　　何が大変だって？
　　　　　　　　　 　 　 　 |　 |　{,ｲ Y::::::::V.l　⊂⊃　:|寸
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ll |八::::::::ﾉ | ｀¨¨¨´　| ﾘ　　　寸ﾐ
　　　　　　　　　　　／(⌒　　八.|　/u.∧_|_∧　u.　八　　　　ﾉﾆ}　 }ﾑ
　　　　　　　　　　./ﾆﾆ=ー匕ﾆ圦/vfﾑwwwwY ミﾑﾆﾆ=ｰ匕ﾆく＿ﾉﾆ}　　.ﾑ
　　　　　　　　ｨ7　＼二二二二.∧彡{笠笠笠}.ミﾊ寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〈＿ノﾆ}
　　　　　　　 {ﾆ辷ﾆﾆ才ﾆﾆﾆﾆ/ .∧ﾐ艾ﾆﾆﾆ才/:::}　)二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ圦　)ヽ
　　　　　　(＼｀才二ﾆ=ｰ　イ .{　|　 寸i:i:i:i:i:i:i:ｲ::/　/　Yｰ=二二二二二二二二人　　 )
　　　(＼_／/ (　　　　　 　 l|　|　|ﾑ　　￣￣　 /　/　 八　　 　 　 { 　＼二二二二ﾚイ
　　　 才　./　:|　　　　　 　 l|　　.|　乂　　　 ._/　　　/　　　　　　　|　　ハﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑイ
　　　(八　l　 .:|　　　　　 　 l|　　.|　　　¨¨¨¨7　　　/　　　　　　　八　　 ∧二二二ﾆﾆノ



　　　　　※メタマジック（上位魔法）：霊紋操作術
　　　　　　 自身の霊紋を偽装したり、単に霊紋が残る時間を短くできる。
　　　　　　 希少な魔法使いの中でも更に希少な、イニシエーションと呼ばれる儀式を済ませた魔法使いのみが使える。

.　　　　　 　 ／￣￣￣￣￣￣＼
.　　 　 　 ／:.　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　大変でしたよ？
　　　　 /: : :　　　　　　　　　　 　 　 ＼
. 　 　 / : : : 　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　＜隠密＞と＜完全透明化＞かけて音と姿を消してターゲットに近づいて、
　　　 | : : : : 　,.r-===='　　 ヾ＝⌒　　　 l
　　　 |: : : ::;　　（　○ ）　　　（　○ ） .;::　|　　　　警察の到着が遅れそうな場所で全力の＜魔力破＞ぶちこんで逃走。
　　　 |: : : : :　 　 ´"''"　 　 　 "''"´ 　 　 l
　 ,＿ ヽ___　　　　　　　　ゝ　　　　　　 ／＿_　　　　　魔法複数維持しつつ戦闘呪文行使するのって大変なんですからね。
／::　r' |　r'￣二ﾕ　　 --､__　 　 　 ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .|　|　/ 　) ｀)　　 　　　 　 ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
　: :　|.ﾉ. ﾉ /　　⌒ヽ＿ 　_　 ,　´　|: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
　: :: ::＼　　　　　　　　　`ト､　　　/: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
　: :: :: :l: ｀ー┬-､　 　 　 |ii入　／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
　 : :┐|: :: :: :: :＼）　 ７ ./iiii〈　 　 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
　: :イ .|__/ ,へ/⌒＼　./iiiiiiii｝ 　　| : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
　イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ 　　|: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|



　　　　　　※＜完全透明化＞など、長時間維持する必要のある呪文は維持にある程度集中が必要なため
　　　　　　　 維持している呪文の数に応じてペナルティを受ける。
　　　　　　　 常時かけておく必要がある呪文に関しては、維持収束具というマジックアイテムに維持を代行させている。
　　　　　　　 が、＜隠密＞や＜透明化＞に対応する収束具は持っていないので、これらは自力で維持する必要あり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-ｰ=ﾆ二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　∠二二二二二二二ﾆ=ｰ　　　　　　いやはや、流石だわ。
　　　　　　　　　　　　弋＿厶ｨｰ-ｰｧ廴二二二二二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　 　 　 ／/　　.／八　}个≦二二二二ﾆ=ｰ　　　　ﾃﾞｯﾄﾞｴﾝﾄﾞ･ｷﾙ･ｵﾌｧｰ
　　　　　　　　　 　 　 / .ｲ　 ／　/　 乂 } |ﾆ|{二二二二ﾆﾆ=ｰ　　　袋小路の打開提案ってのは伊達じゃない。
　　　　　　　　　　　　乂 {／-==彡⌒ .乂.|ﾆ|辷二二二ﾆﾆﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　／　　∧　　斗_ﾃｧ彳　 |ﾆ|辷/´ヽ二二二ﾆ=ｰ　　　　今後ともよろしく頼む。
　　　　　　　　　　　 　 /　ヽ　￣　彡　　 .|ﾆ| V　{V |二二二ﾆ==‐
　　　　　　　　　　 　 ./　　　＼　　　　 　 |ﾆ|　　　)'.八二二二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　 　 ー--　　　　　　＿　|ﾆ|　　r／二二二二ﾆﾆ=ｰ　　　　　　丿
　　　　　　　　　　　　　 丿vwwww　　7 八八　 乂 人二二二二二二ﾆﾆ=ｰ-=ﾆ二
　　　　　　　　 ./⌒　　/ Tﾆﾆ=一　´//.:i::i:＼＼　　　乂二二二二二二二ﾆ=ｰ=ﾆ二
　　　　　　　　 {ﾑ　　八ﾆ 辷ｰ　　　 /　:i:i:i::i　＼辷 个二二二二二二二ﾆ=‐-=ﾆ二
　　　　　　　　 乂二二二ﾆ|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／::|　　＞二二二二二二二二二ﾆ=ｰ=ﾆ二
　　　　　　　∠二二二二 人:i:i:i:i:i:i:i:＞＜　 ::| ／二二二二二二二二二二ﾆ=ｰ-=ﾆ二
　　　　　　 ハ二二八/二二二￣＼　　　　://:/{二二二二ﾆ圦二二二二ﾆ=ｰ--=ﾆ二
　　　　　 .人.八 乂／二ﾆ=ｰ匕　／}　　　:/八(　辷ﾆ二二二二＼　￣｀ヽ )　＞寸二ﾆ
　　　　廴彡'　 ≧二二＞ ’　 ／　　　　.:/　　　／)八二二) 寸≧=ｰ--孑　　　　∨二
　乂 　(　　孑三ﾆ=匕　　 　 /　　　　　:/　　.／　　 丿二/　　) ￣＼　　　　　　　 ∨二
　抖≧ﾆﾆﾆ＞＜　　　　　　.ハ　　　　　　.／　　　／ﾆﾆ/　　/　　　　ヽ　　　　　　　}ﾆﾆ






　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　 ／　　　　　　　　 ＼
　　 　 　／　　　　　　　　 　 　 ＼　　　　　　　　だからそのネームはやめましょうって……。
　　　 ／　＿__＿ノ　 　　ヽ＿_＿ ＼
　　／　　／´ ｀ヽ 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　まあ、いいですけれど。
.／　　　（ .＝＝ l 　 　　r´　｀ヽ.　　 β￣｀　‐- ､
|　　　　 ヽ_ ｀ _ノ　　　　l .＝＝ ）.　 　　|ｨ＞‐- 、　 ＼
|　　　 　 　　　　　 く　　ヽ_ ´_ ノ.　　 　 |／-､ ´　廴　 ＼
.＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／〈　!　!　ヽ/｀.　 　',
´　＼　　　　 　 ー -- - - 、　　　 ／　　!. ',_',　　 !　　　　 ',
.　　　＼ ＿　　 ――――´　＿／　 　 ‐>'　 〉、　ヾフ.　　　',
　　　　 ／::::::i　 ＼,`　''　 ／ " !:::::::｀:､._　 l　＿ノミヽ＿〉　　　',
､;.::::.:'/::::::::::::i 　　 /´;;｀ﾍ.　 　 i::::::::::::ﾍ;:.:::..ヽ　 ノ厂　 .l　　　　 .,:.
:::::::::/::::::::::／! 　 ∧;。;;。ﾍ　　iヘ:::::::／::::::: 　ヽ!　　　　',　　　　　ヽ
:::::::::::ヽ／:::::::i ／　∨;;;/ 　＼i::::::::＼::::::::::::::::::::::::: ';,　　　　　　　　　ヽ
::::::::／:::::::::::::::! 　　 /;;。;;'. 　　!::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::';;,＿＿＿＿＿＿_ヽ
::::: ﾍ::::::::::::::::::i　　 ,';;。;。;;'.　　i:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::＼
::::::::::ヽ:::::::::::::::i 　 ,';;;。;;;。;;',　 i:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼:::::::::::::::::::::::::::::::＼

　　 　 　 　 　 !　　　　ﾞ'　　　　 　:.:.:.:.:.:::::::::/
　　 　 　 　 　 ヾ,::　　ー　- 　..:::::::::::::::::::x'
　 　 　 　 　 　 　 ヽ、　　　　　　　:.:.::／　 〉i;ヽ.,__
　　　　　　　　　　_,イ,'｀ーｧ---;;;;;;／　　 / i: ; : ;i ｀'‐-- .,_
　　　　　　　　 _, ィ: ;:/|　 i i　　／　　　 / ./; : ; : !: : : : : : : ￣: ‐- 、
　　　　　,. -‐': ; /; : ;i | ,.人　 _」ヽ　　 /　/: ; : ; : |; : : : : : : : : :／: :ﾍ
　　 ／; : ; : ; : ;/: ; : i |;:;:;i /　|　/;:;＼/　,': ; : ; : ; |; ; , , ; ; : ; /: : : : : ',
　／:: ; : ; : ; : /: ; 　__　-‐ 、ノ /:;:;:;/ 　/ ; : ; : ; : |; : ; : ; : ; /: : : : : : :.',
　 : : ;',: ; : ;　,.-‐ ﾆ 　 _,. 、　i /;:;:;:/ 　/: ; : ; : ; : :| : ; : ; : ;/ ; : ; : ; : : : i
: : : ; : ; '、／　　 '' ､｀丶､,r==く;:;／　 /; : ; : ; : ; : |; : ; : ;:;/: ; : ; : ; : ; : : i
: : : : ; :／　　　　 ヽ｀　､ﾉY;:;:;:}　　　 j丶,: ; : ; : ;.;.|: ; : ; :/; ; ; : : : : : : : : :}
ｧ　ア'´　 　 　 　 ,　ヽノ　」ﾞﾞ'ﾚ　　　 l: : :.＼‐-, : |; : ; :i/: ; : ; : ; : ; , : : : :|
/　/　　　　　　 ／` _ノ　Y;:;:;:;:;Y　　 !: : : : : ＼￣: ; : ;:!丶、; : , : : : : : , :ト、
　 | 　 　 　 _／｀￣| 　 　 |;:;:;:;:;:|　　 i : : : : : : : ＼; : ; :i; : ; :｀': ; : ; : ; : ; : : |
　 |-┬　¨




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　――今日も、僕はなんとか生き延びている。

　　　ハイテクにあまり頼れない分、魔法の力を駆使して、なんとか。

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　　 　 　 　 　 　 　 　 ,,..-――-..,,
　　　　　　 　 　 　 ／　 　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　 　 　 ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　 ＿__) 　 ヽ-　l
　　　　　 　 ／l 　 　 　 '´ 　 _　　 r　　.l
　　　　　　/　..| 　 　 　 t''j"´　 　 ｰ‐'　',
　　 　 /｀ヽ、__.',　 　 　 ｀¨¨´　丶 　 　 .l
　 　 ./　　　＼ .ヽ. 　 　 　 　 ‐--‐　　 ﾉ
　　 /　　 　 ／-‐| ＼､ ＿＿＿_ ,,..-＜
　 ./　　　 ./　　 l l　　＼　 　 |　r-ヽ　 ｀ヽ
　/　　　　l　　　 | ヽ　 　.>､ r'__..>＞　　　|
./　　　　 iヽ　　 .|＿ヽ.イ .〈Y´　i ｀''１ |　 |
'　　　 　 l　　、　 < ´　 .i　　|　　i　　| |　 |
＼　　　/　_,,-ヽ　 ヽ　　.i　 .|　　.i　 .|.l　 |
　 .ヽ∠-''"ヽ　　　　ヽ　 i 　.|　　 i　 |l　..|
　　　　　　　 〉　　　　ヽ .l 　.|　　 .i　|｀ヽ|
　 　 　 　 ／　　　　 　 l/　 .|　　　ヽ|　 .l
　　 　 .／　　 　 　 　 ./　　 l 　 　 /.＼ ヽ
　　　　l 　 　 　 　 　 /　　　.l　　　〉　　＼l
　 　 　 ヽ　　　　　／＿_,..--'┬-イ　　　 |
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　　　今回の報酬はかなりのものだ。今日は結構良いバーで一杯やれるだろう。
　　　魔法収束具用の積立金にもかなり回せる。
　　　そして、人を解体して売りさばく悪党を殺して、ほんの少しの社会貢献もできた。
　　　おおむね、こうした日々に文句はない。

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普通なら下手しなくても血反吐モンよね＜たいへん

>>3523
YES。
できる夫はイニシエーション（秘儀参入の儀式）済ませた魔力７で、
収束具なんかも複数持ってる特化型メイジだからなんとかなってますが、
並の魔法使いが真似しようとしたら呪文の反動で物理的に死にます。

　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　´ 　　　　　　｀　ヽ　＿
　　　　　／　　　　 　　　､　　　　(＿ ヽ
　　　 ／　　　　　　　､＿ ｀ヽ＿,,}　 ヽ　｀ヽ
　　 / 　　　　　　 　　 　｀ﾞｔｯ≧､´　 ハ　　 /＼
　　ｌ　　　　　　　　　　｀ー--'　　　 ｀化ヽ /　　ヽ
　　i　　　　u　　　　　　　 　 　 　 、　 ヽ　∨　　 ﾊ
　　ｌ　　　　　　　　　 　＿ 　 　 　 ' 　　 　ｊ　　　　ハ
　　 ',　 　 　 　 　 　 ´ 　 ｀ー――-､　　 ｌ
　　　ヾ ｀ ー-､ 　 　 　 　 　 　 　 　　　ﾉ　　　　　　ｌ
　　／　　｀　ヽ　｀ー- ､　ー '　　　ヽ／　　　　　　　ｊ
／　　　　　　　＼　　 ﾊ　 ｒ―､ イｌヽ　　　　　　　 /
　　 　 　 　 　 　 ﾊ　/　}　ｊ ヘ 〉　∨　　　　　　 /
　　　　　　　 　 　 ∨ ヽ ヾ {　　　　ｊ　　　　　／
　　　　　　　　 　　　{　　ｌ　 ｌ　　　　　　　　／
　　　　　　　　　 　　ヽ　ｌ　 i　　　　　　　／
　　　　　　　　　 　　　ｌ　|　 ｌⅠ　　/　／



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　　　しかし、悪名のためか決まったチームが持てないのだけは考えものだ。
　　　人とのかかわり合いを疎んじているソロランナーも多いそうだが、僕はそうしたタイプではない。
　　　できることなら誰かと一緒に、和気あいあいとやれた方が楽しいに決まっている。

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　　　　　 　　　　　　　　　＿＿＿＿＿　　　　　｜／
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　 　　 　 ヽ　　　　─
　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 ／ ､　　　　 　 　　　　　　　 　＼　　　　　　ん？　この広告は――
　　　　 　 　 　 /　 　`ー-　　　　　 　 　　　 　　　ヽ
　　　　 　 　 　 | 　､＿＿　　　　　　　　　　　　　　..|
.　　　　　　　　/ 　　└┘ /　 　　 　　　　　　　　　.|
　　　 　　　　丶　　　　　　!_j　　　　 　 　　 　　　　.|
　　　　　　 　　 {`ー-'　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
　　　　　　　 　　＼　　,, -===ﾆﾆﾆﾆ====-、＿／
　　　　　　　 　　　　ソ´:::;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　　＿＿＿〉:／　　　　　　 |i 　　　　＼/＿
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　　　コムリンクが妙に目を引く派手派手しい広告の電子タグを拾った。
　　　S=K系列の企業名がでかでかと見出しにあるそれは、コムリンクの故障を疑うような内容だった。

　　　「正義のヒーロー募集中　現役シャドウランナー歓迎」――影の世界とはなんだったのか？

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　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　／　　　　＼
　 　 　 ／　　　ノ ' 　ヽ＼
　 　 ／　／）（ー）　（ー） ＼
　　 |　／ .ｲ　　　　' 　 　 　 |
　　 ∨,'才.ﾐ).　　-‐‐-　　／
　　　|　≧ｼ　 　,＿＿　 ｲ＼
　 ／＼　ヽ　'| ＼, 介､ /|　　ヽ


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　　　AR上のチラシをスクロールしてよく読んでみるが、書いてある内容は変わらない。
　　　「ドラゴンの下で働きませんか？」「正義の心重点」「怪しくはない」――怪しい。

　　ﾌｨｯｼﾝｸﾞ
　　　釣りプログラムであろうか？　しかし、もし丸々事実だけが書かれた募集であったとしたら。

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　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼　　　　　……うん、面白そうですね。
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ
　　　 | 　 ( ⌒)　 　 ( ⌒)　 　 　 　 |
　　　 i　　´""　　　　 ""゛　　 　 　 j
　　　 ゝ 　 　 　 '　　　　 　 　 　 ／
.　　　　 ＼ 　 ' 二 ￣　　　　__, "
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
　　　　　　／:/ /:::::::::::∧　　/::::::::::::|::::::::::::" - ､
　　　　／/:::::|V∧::::::/　 ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　 ／:::/:::::::|　 /:=:::i　 　 /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
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　　　書かれているアドレスにメールを送信する。
　　　釣りであっても、こんな広告を考えた人の顔が見たい。
　　　もし本気だったら、これまた面白そうではないか？

　　　……あ、送信失敗した。というか画面真っ青になった。

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　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 （＿＿ ゝ
　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　　　（＿＿_ヽ_
　　　　　　　　　　　　 ／ 　　──　　 　　──　 （＿_ _　ヽ_
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　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 '　　 　　　　　　　 　|三三）
　　　　　　　　　　＼ 　 　 　 　 ー ─　ー 一 　　　　　 ／.::|　 .|
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　　　　　　　　　　　　　〉三三三》　　　　　《三三三〈　 |.:.:.:.:|　 .|



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　　　コムを通して視界の端々に入ってきていた、AR上の広告やショーウィンドーの中の服やバッグの値札が消える。
　　　近くにコムショップはあったっけ？　コムが使えれば考えなくて済むことを考えながら、歩みを再開する。

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　　　とりあえず、コムを修理したらまたメールを送ろう。
　　　ドラゴンのミラバルカン氏に会えるのを楽しみにして。

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でも面接通ったんだから送信には成功したのか、それとも結局足で連絡することになったのかｗ

と、思ったより時間かかったけど、以上シャドウランキャラ紹介その２。

このキャラがもっと動いてるところが見たい人は、バルク板をハシビロコウで検索検索ぅ。


そして本編投下は２２：２０ぐらいからでー。

乙ー

>>3532
一旦コムを修理に出して、戻ってきてからまた送信したんじゃないかな。
何回か送信失敗した可能性もある。

そこまで重度の機械クラッシャーなのかｗ

乙でしたー
うーん有能

あ、壊れただけか。てっきりハッキングでも仕掛けられたのかとｗ

乙

>>3537
不利な資質：グレムリン　のせいでハイテクとは上手くやっていけない宿命があるので、コムリンクはしょっちゅう壊れる。
サイバーパンク世界なんで結構辛いですが、魔法使いだから何とかやってけてる感じですネ。